ブエノスアイレス大会の勝者はダ・コスタ
アムリン・アグリのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがアクティビティいっぱいのブエノスアイレス大会で優勝した。2位と3位にはそれぞれeダムス・ルノーのニコラス・プロストとチャイナ・レーシングのネルソン・ピケ・ジュニアが入賞した。
ダ・コスタはトラブルを避け、道端にとどまるライバルたちをゆっくりと抜いていった。予選1番手でスタートしたセバスチャン・ブエミも、今シーズントップのルーカス・ドゥ・グラッシも第8コーナーのシケインでサスペンションのトラブルによりリタイアしたのだ。
ヴェンチュリーのニック・ハイドヘルドは終盤優勝候補であったが、ピットレーンでの加速によるドライブ・スルーペナルティを受け、勝利の機会を駄目にしてしまった。
第1回北京大会の出場を逃したダ・コスタだが、今大会8番手スタートからの追い上げにより見事25ポイントを獲得した。
終盤、アプトの楽観的すぎる動きがアルグエルスアリをスピンに巻き込んだが、プロストは彼らのバトルを何とか避けた。アプトはすぐにレースを離脱することになったがアルグエルスアリはその後何とか走り4位で帰ってきた。
セーフティカーがコース上にいる間ピットレーン1周分の足止めをくらったにも関わらず、ピケは前回に引き続き2度目の表彰台入りを果たした。
また、カルン・チャンドック(マヒンドラ・レーシング)の第8,9コーナーシケインでのリアのサスペンションの故障によりセーフティカーが配置された。多くのドライバーがこれにより1周多く走ることとなったが、ピケだけはピットレーンにいたため、影響を受けることがなかった。
ヴァージン・レーシングのサム・バードは上位グループをリードしていたが、ピット出口のライトを無視しドライブ・スルーペナルティを受けることとなった。
ブルーノ・セナはファンブースト獲得者で、5位でゴールした。3位入賞をかけて共に戦ったジャン=エリック・ヴェルニュは車両の前部にダメージを負いながらセナに続いて6位となった。
8-10位入賞者は以下の通り:
8位サルバドール・ドゥラン、ダ・コスタと同じアムリン・アグリ所属で4ポイント獲得
9位ニック・ハイドヘルド、ファンブースト獲得者
10位オリオール・セルビア、ドラゴフォーミュラE大会も今シーズン中盤を迎えているン・レーシング所属
また、今大会でフォーミュラE初参戦を果たしたマルコ・アンドレッティは13位という結果に終わった。
そしてパリでの一連のテロの襲撃事件を受け、今大会前に全参加者・スタッフ関係者・ブエノスアイレスの市民たちが犠牲者たちに黙祷を捧げた。
今回から始まった現地の11-16歳の子供たちが参加するフォーミュラEスクールシリーズも同時開催され、約2万人の観客がこのレースに魅了された。ちなみに優勝者はアントニオ・ベルメホ学校のルーカス・ガンバンテであった。
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フォーミュラE大会も今シーズン中盤を迎え、開催回数を重ねるごとにどんどん盛り上がっていく。また今大会から同時開催されたスクール・シリーズにも注目していきたい。
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