次世代モータースポーツファンの育成

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FIAフォーミュラE大会はモータースポーツファンの新世代を刺激しウルグアイのプンタ・デル・エステでの交通安全活動に尽力を尽くすことを約束しました。

初開催だった交通安全コンテストで上位入賞した学生たちはサーキットのパドックへ招待されました。この大会はウルグアイオートモービルクラブの協賛によりマルドナドのプロモーションリーグが主催し、学生たちは地域を越えて無責任な運転がさまざまな事故を引き起こすという注意喚起のビデオを自分たちで作った。彼らは豊富な想像力と明確なメッセージを込めたビデオを創り上げた。

入賞チームの1つはレゴブロックとスローモーションカメラを使用し、運転者の気を散らさないように同乗者が気をつけなければいけないというメッセージを込めた動画を作った。チームの1員であるイヴァンは、「完成まで8時間かかりました。レゴを少しずつ動かして写真を撮っていったのですが、必要以上に動かすと、作品が台無しになってしまうのです。撮った写真を高速で再生すると、良いビデオになりました。」と語った。

参加した学生たちはどんなビデオを作ろうかと創造力を働かせ楽しんでいたが、その過程で交通ルールについて多くのことを学んだ。イヴァンは続けて、「信号などの簡単ルールは知っていたけど、速度規制や他の標識については知らなかったんです。運転している人たちを尊敬し、交通ルールを守ろうという気になりました。」と語った。

学生たちはフォーミュラEドライバーたちに会えるとは全く思っていませんでした。大きな5本指の像で有名なブラバビーチでFIAの交通安全キャンペーンのプロモーションで写真撮影を行っていた時にドライバーたちが挨拶に来てくれた。

驚いて目を大きくあけてドライバーたちに初めてあいさつしてから数分後、撮影のために親指を立ててニコッと笑った子供たちはフォーミュラEでの午後の時間を楽しんでいた。写真撮影の間は、ドラゴン・レーシングのジェローム・ダンブロシオはアブト・シェフラーのルーカス・ディ・グラッシと自撮りするために集まった子供たちにふざけてキャンディを投げている一方で、ネルソン・ピケ・ジュニアとNEXTEV TCRはサインをとバッジを配ってまわった。

ドライバーたちに会うだけでなく、参加した子供たちはピットレーンへ案内されフォーミュラの舞台裏を見ることができた。部品をばらしたりレースの準備を行うガレージ作業中のチームの見学もすることができた。

ドラゴンレーシングでは実際のレース中のピットインの際の作業を行い、タイヤを外すときの電動インパクトの音が想像以上に大きいことに子供たちは驚いていた。イヴァンは「すごく大きな音でみんな飛び跳ねてしまったよ。ピット作業は素早く車をセッティングしていたな。」と振り返った。

見学に来た子供たちに対して、セバスチャン・ブエミはわざわざルノー・eダムスのガレージからあいさつをしに出てきて、子供たちが作った動画に刺激されたことについて会話をしていた。フォーミュラEのチームたちが時間を割いて子供たちに車や技術を見せることは重要なことであり、この見学ツアーの最後には子供たちの拍手喝采であった。

翌日、学生たちは本番のレースに招待され、前日に見たマシンがどんなスピードで走るのかを見ることができた。これは一生懸命ビデオを作ってくれた彼らにとって、とても素晴らしい見返りである。

>> Comment from EVracing.jp

若者の車離れが進む今、どのように子供たちに車やレースの魅力を伝えられるかが重要なカギですね。

source: http://www.fiaformulae.com/

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