フォーミュラEとイギリス国際貿易省が「Clean Growth」を開始

フォーミュラEとイギリス国際貿易省が「Clean Growth」を開始

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FIAフォーミュラE選手権とイギリス政府の国際貿易省(DIT)は、COP26において「Clean Growth」プログラムを立ち上げた。

「Clean Growth」(クリーン・グロース)プログラムは、イギリス企業が環境に配慮した輸出を促進するために、フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルと貿易担当国務長官のアン-マリー・トレビアン議員によって開始された。
クリーン・グロース・プログラムはCOP26で開催されたDITとフォーミュラEの合同レセプションで正式に発表された。
合同レセプションには各国政府、フォーミュラEチームとパートナー、業界関係者、開発機関などから150名以上の代表者が参加した。
イギリスに拠点を置くフォーミュラEチームは多くあり、ジャガー、メルセデス、マヒンドラ、NIO333、エンビジョンが含まれる。

イベントでジェイミー・ライグルは次のように述べた。

「イギリス国際貿易省のクリーン・グロース・プログラムは、環境に配慮した輸出を促進し、イギリス内の自然保護投資を活発化させ、テクノロジーの普及を可能にします」
「フォーミュラEはこの活動を支援します。今後、世界中の都市で目にすることになる未来のテクノロジーを一早く紹介できることを光栄に思います。フォーミュラEとしての役割は、これまでになく関連性が高く重要なものになります。私たちは、世界の都市で大気汚染や気候変動に対処するために、よりクリーンな交通手段を採用することのメリットを示すため、グローバルプラットフォームを活用していきます」

イギリス国際貿易長官のアン=マリー・トレビアンは次のように述べた。

「フォーミュラEはイギリスのクリーンな成長のためのイノベーションを示しています。我々の新しいクリーン・グロース・プログラムは、イギリスの技術を海外でさらに促進し、環境への投資を強化するとともに、低炭素経済への世界的な移行を加速させます」

フォーミュラEはCOP26においてスポーツ部門のリーダー的役割を果たしており、イベントの開催や署名活動などを行った。
フォーミュラEが初めて電気自動車を使ったモータースポーツシリーズを設立し、世界で初めて「ネット・ゼロ・カーボン」の認証を受けたスポーツとなったことで、COP26でもスポーツ界のリーダー的役割を果たした。
また、COP26ではフォーミュラE自体も、2019年の排出量を基準に、2030年までにCO2排出量を更に45%削減することを約束した。

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