フォーミュラE セーフティカーとしてポルシェ・タイカンを導入

フォーミュラE セーフティカーとしてポルシェ・タイカンを導入

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ポルシェにとって初の完全電動スポーツカーである「タイカン」は、1月28日と29日にサウジアラビアのディルイーヤで開催されるフォーミュラE開幕戦でセーフティカーとしてデビューする。
これによりFIAフォーミュラE世界選手権の2022シーズンのセーフティカーに採用された。

タイカンは高い走行性能と安全性を両立している。
最大560kW(761馬力)の出力により、ガソリンスポーツカーと同等の運動性能を発揮できる。
高性能なタイカンターボSは、スポーツカーブランドのポルシェとして重要な役割を担う理想的なモデルだ。
ローンチコントロールを搭載したタイカンのフラッグシップモデルは、0-100km/h加速2.8秒、最高速度260km/hとなっている。

セーフティカーのタイカンは、今シーズンのカレンダーであるロンドン、メキシコシティ、ニューヨーク、ベルリン、モナコ、ソウルなどの象徴的な都市で見ることができる。

セーフティカーとして市街地サーキットを走るため、いくつかの改造が施され、ロールケージの追加、6点式シートベルト付きレーシングバケットシート、セーフティカー用照明とロガーシステム用のワイヤーハーネス、バンパーに組み込むフラッシュライトの取り付けが行われた。
また、消火器とハイテク通信システムも装備され、世界最高峰の電気レースシリーズでセーフティカーを務めるための準備は万端だ。

Safety Car - ABB Formula E World Championship 2022/23

ポルシェモータースポーツ副社長のトーマス・ラウデンバッハは次の様にコメントした。

「フォーミュラEがセーフティカーと言う重要な任務をポルシェに託したことを誇りに思います。オフィシャルセーフティカーとしてタイカンターボSを使用することで、サーキットの安全性に大きく貢献するとともに、ポルシェモータースポーツにとってフォーミュラEの重要性をより明確に示すことができます」
「特徴的なタイカンのデザインは、この革新的なレーシングシリーズに対する我々のコミットメントを表しています。サーキットで戦うのはライバルですが、このメッセージを一緒に世界に広めていきたいです。さらに、モータースポーツファンではない若い層にもアピールできることを期待しています」

タイカンのカラーリングにはチャンピオンシップに参加する11チームと、FIAおよびフォーミュラEのカラーが使用されており、フォーミュラEに関わるすべての人々の献身と電動モーターレースの未来に向けた共通の道を象徴している。
このカラーリングは、多様性や社会的価値を視覚的に表現しており、ゼッケンとなる22と言う数字はフォーミュラE選手権に出場する22人のドライバーを表している。

フォーミュラEのCEOであるジェイミー・レイグルは以下の様にコメントした。

「フォーミュラEは、ポルシェ・タイカン・ターボSがシーズン8から選手権のセーフティカーとして使用されることを嬉しく思います。セーフティカーのデザインにあたり、ポルシェはトラック上での重要な安全機能を構築し、電動化の未来に対する選手権のコミットメントとフォーミュラEの選手の結束を示す力強いシンボルとしました」

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