フォーミュラE 新チャンピオン ニック・デ・ブリーズ

フォーミュラE 新チャンピオン ニック・デ・ブリーズ

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フォーミュラEはベルリンのテンペルホーフ空港サーキットで開催されたシーズン7の最終戦を終え、2021シーズンを終了した。
最終戦まで誰がシリーズチャンピオンになるのか予想できない状況だった。
ドライバーズタイトル/チームタイトル共に数ポイント差で多くの候補者がひしめき合っていた。

テンペルホーフで開催された第1レースでは、ニック・デ・ブリーズがドライバーズランキングのトップに立っていたが、チャンピオンの可能性があるドライバーは10人以上いた。
シーズンのこれまで行われたレースでの接戦や競争の激化を考えると、その優位性を維持することは難しいと思われた。
チャンピオンをかけた最終戦では、スタートラインで立ち往生したエバンスのマシンにモルタラが追突し、チャンピオンの有力候補が早々に脱落するドラマが生まれた。

また、同じくチャンピオンの有力候補であったジェイク・デニスも、再スタート時に1コーナーでウォールに衝突し、ルーキーイヤーでのチャンピオン獲得の夢は消えることとなった。
荒れたレースを無事に走り切り、フォーミュラE初の世界選手権タイトルを獲得したデ・ブリーズは、ジェットコースターのようなシーズンであったと語り、最高の形で2021シーズンを締めくくった。

ベルリンでのレース後、デ・ブリーズは感情的になっていると語った。

「アップダウンの激しいタフなシーズンで、誰もが同じ境遇にあり、ジェットコースターのようでした。シーズンのすべてが最後のレースにかかっていて、起こったことすべてに幸運があったのだと思います」
「まだチャンピオンの実感が湧かないです。2010年と11年にカートでチャンピオンを獲得し、2019年にF2でタイトルを獲得しました。そして今年はフォーミュラEでチャンピオンを獲得できました」
「最終戦に向けて誰もが優勝争いをしていて、すべてがオープンな状態だったので、私たちに幸運が訪れたことにとても感謝しています。スタートのアクシデントの後、全員が無事だったことは喜ばしいことですが、彼らと勝負をしたかったです。それでも、私たちは素晴らしいレースをしたと思います。このクルマには、本当に良い基盤がありますから」

チームタイトル

メルセデスは、ジャガーのエバンスがスタート時にトラブルに見舞われ、ストフェル・バンドールが表彰台を獲得したこともあり、チーム選手権をも制覇した。

「チーム選手権チャンピオンを獲得できたことで、全員が報われたことを嬉しく思います。チームとの関係がいかに親密であるか、そしてチームとして最高の結果を出すために本当に協力し合っていることが証明されたと思います」
「皆が本当に一生懸命にプッシュし、昼も夜も働いてくれました。チームにこのような結果を与えることができ、本当に嬉しいです」
「チャンピオンシップは極めて競争が激しく、少しでも悪い日は最後尾になってしまう可能性もあります。あまりにも接近しているので予測不可能であり、それが現実です」
「多くの良いチーム、多くの良いドライバーがいて、非常にタイトな戦いの中で結果を出しています。シーズン全体を通して様々な感情を感じました」

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