ベルニュ シーズン再開に向けて

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8月5日からベルリンで開催される6レースを前に、チャンピオンチームであるテチータがサーキットに帰って来た。

準備開始

2019/2020シーズンのフォーミュラE選手権復活戦を前にDSテチータは先週、サーキットコースでシェイクダウンを行い準備を始めた。
チームはパリとサントリーの本拠地に近いドルーに向かい、来季のレースに向けて新しいパワートレインをシェイクダウンして、シーズンのフィナーレに向けて開発を再開した。
現チャンピオンのベルニュはインタビューでコメントした。

「これまでで最高の気分だ 。レーシングドライバーとして運転しなかった期間としては最長だよ。普段は世界耐久選手権にも参戦しているので、シーズン終了から別のシーズンへの休みも今回ほど長くはない。レーシングドライバーにとって、これほど長い期間運転しないのは大変なことだけど、一度ハンドルを握ってしまえば全てが自然に感じられる。自転車に乗っているようなものだ。シーズン序盤にいくつかの問題がありましたが、それを改善するためにチームが懸命に努力してくれた。ベルリンでは、すべてのツールを備えた強力なマシンを手に入れることができると確信している。テストは非常にうまくいったし、開発プログラムには全員が満足している。僕はレーシングドライバーなので、またハンドルを握ることができて満足しています。」

ロックダウン中の生活

新型コロナウイルスが流行している中、チームはドライバーやスタッフと話し合い、アプローチを見極めようとした。

「我々はビデオ会議に多くの時間を費やし、これまでに完走した5つのレースを分析し、遭遇した問題の修正に取り組んできました。私たちは常に改善を続けています。エンジニア達は予想もできないアイデアを思いつくので、彼らと一緒に仕事をするのは本当に素晴らしいことです。」

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ミスはできない

8月5日にベルリンで行われる9日間で6レースという前代未聞の挑戦についてベルニュは、レースの合間に時間がほとんどない中で成功を収めるための結束力が必要であると強調している。

「現場で仕事ができるチームメンバーの数が大幅に減ったので、ミスをしないようにしなければいけない。また、新しいセットアップで可能な限り生産的になるように団結しなければならない。チームのエンジニア、メカニック、そして私の3カ所間のコミュニケーションが成功の鍵であり、非常に重要になります。私はシーズン3でチームが誕生した時からDSテチータと一緒に仕事をしてきましたが、最大の強みの一つは、私たちが一つの大きな家族であるということです。フォーミュラEは狭いコースでのレースなため接触が頻繁に起こるので、これまで以上に警戒が必要になるでしょう。通常の週末なら、パーツを壊しても交換することができるけど、今回は違うからね。そして第8-9-10-11戦の新しいレイアウトに素早く適応できるかどうかが重要になってくる。いつものようにシミュレータを使って作業をするわけではなく、ほとんどの作業はFP1とFP2の間に行われ、その短い間に可能な限りベストなセッティングを見つけ、予選で強いポジションを確保しなければいけない。」

今シーズンは厳しい戦いが続いたベルニュだが、シーズン序盤の技術的な問題やブレーキングの問題はベルリンに向けて対処していると自信を見せた。

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