フォーミュラE ローマとの契約更新
FIAフォーミュラE選手権は、2025年までイタリアの首都ローマでE-Prixを開催することで合意した。ローマ市議会の会合を受けて、さらに5シーズンにわたってローマでのレース開催を続けることになった。
長期契約更新
ローマ市議会のメンバーによって署名されたこの新しい合意は、フォーミュラEがローマに毎年訪れ、電気自動車による最高のストリートレースシリーズをシーズン11まで開催することを意味する。
今回の契約延長のニュースは、新型コロナウイルスによる世界的な健康危機の影響で、現在のフォーミュラEのシーズンが一時的に中断されている中での決定だった。
今シーズンのローマでのレースは当初予定されていた4月4日に開催できなくなってしまっていたが、今回の決定はこれを受けてのものだ。
ローマE-Prixは、第4シーズンからABB FIAフォーミュラE選手権のカレンダーに登場しており、初年度はヴァージン・レーシングのサム・バードが優勝している。
市長と創設者コメント
開催の延長が決定した後、ローマ市長のヴィルジニア・ラッジ氏は以下の様に語った。
「ローマは再びフォーミュラEにとって重要なレース会場になり、ビッグイベントの魅力であり続けています。パンデミックによる健康面での緊急事態を抜け出した時には、これまで以上に強くなって戻ってくる必要があります。私たちの街はこの挑戦の準備ができており、イタリアの首都は2025年までシリーズの象徴となるでしょう。この契約は都市部に多くの投資をもたらし、私たちの協力関係をより強固なものにします。この契約は、ローマ市内の人々に多くのメリットをもたらし、逆境から再出発の手助けとなるでしょう。私たちの街は持続可能なアイデアと革新的な技術を開拓するスポーツイベントであるフォーミュラEを開催できることを非常に誇りに思っています。」
フォーミュラEの創設者であり会長であるアレハンドロ・アガグも、今回の契約延長の決定を受けてコメントした。
「このような重要な成果を発表し、新しい長期的な協力関係が始まったことを誇りに思います。開催都市として契約延長を決定してくれたローマ市長のヴィルジニア・ラッジ氏と、それを実現させてくれた行政の皆様に感謝しています。イタリアは私たちにとって戦略的な市場であり、私たちは人気と競争力の面でフォーミュラEチャンピオンシップのさらなる成長を得るために、国と都市と協力し続けることを決定しています。私たちは各業界の主要人物を何人か巻き込んで、電動モビリティが世の中に認識されていけるように少しずつ変えていく協力をしています。このプロセスは、世界的に大きな影響を与えるでしょう。」
今回の発表は、開催都市にとってのフォーミュラEのメリットを証明するものになった。
国際的なスポーツイベントを開催して地域経済を活性化するだけでなく、フォーミュラEの共通ビジョンに沿って、世界中の都市でクリーンモビリティのソリューションと電動化を採用することができる。
↓(昨シーズンのローマE-Prixのレースハイライト)↓