ディ・グラッシ 世界最大の太陽光発電所を訪問

ディ・グラッシ 世界最大の太陽光発電所を訪問

LINEで送る
Pocket

元フォーミュラEチャンピオンであり、現役最強との評価もあるアウディチームのエースドライバー「ルーカス・ディ・グラッシ」が、モロッコでのマラケシュE-Prixを終えた後、世界最大級のワルザザート太陽光発電所を訪れた。
サッカーコート3,500個分の広大なエリアに建設されたこの複合施設は、マラケシュで使われている電力の2倍を発電することが可能だ。

施設を訪れたディ・グラッシは無数に設置された太陽光パネルを観察し、施設についての紹介・説明を受けた。

ワルザザート太陽光発電所

太陽光パネルが設置されている場所はモロッコのサハラ砂漠であり、日中の太陽光は非常に強いことで知られる。
この砂漠に降り注ぐ太陽光から電気を作り出し、電力供給を行う試みは国際的に注目を集めている。
2018年に完全稼働を開始したワルザザート太陽光発電所は、年間で温室効果ガスを約76万トン削減している。
このような未来的な施設を多額の投資を行って作ったモロッコには、年間で約3,000時間もの日照時間を記録しているため、サハラ砂漠のような地域は太陽光発電には完璧な場所だ。
太陽光発電で電力を一定量確保することが可能になったモロッコは、今まで国外から買っていたエネルギー資源を削減することにも成功している。

太陽光事業主は、モロッコの電力の40%以上を再生可能エネルギーから生成することを開発戦略目標にしており、モロッコ政府はこの目標について理解を示し協力していく。
継続可能なエネルギー事業を発展させたいモロッコ政府は、今後10年以内に再生可能エネルギーでの発電量を割合を増やすために、風力・太陽光・水力発電に約130億ドルを投資している。
火力発電等の温室効果ガスが多く出る発電方法から、自然エネルギー発電に変わっていくスピードは先進国を凌ぐ勢いを見せているモロッコ。
今後の地球環境を見据えた理解ある国がモロッコに続いていくことを期待しつつ、モロッコの今後の発展を楽しみにしておこう。

LINEで送る
Pocket