電気自動車の軌跡と進化

電気自動車の軌跡と進化

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現在、電気自動車は急速に発達している工業分野の一つになっている。
そんな電気自動車市場が、この5年間でどのように変わってきたかを見ていく。

電気自動車の台数

5年前の2015年には、電気自動車として売られていた一般車両は30種類に満たない程しかなく、バリエーションが少ないことは明白だった。
しかし、2018年頃に大手企業が電気自動車に本格的な技術投資をし始め、かなりの開発研究が行われたことで車種は150種類を超えることになった。
そして現在の2020年には、メーカー制作の電気自動車だけでも200種類を超えることが予想されている。
2025年頃には、電気自動車が自動車全体の22%を占めることが予想されており、2030年には全体の50%を占めると考えられている。
2019年のヨーロッパ市場での自動車販売数は、電気自動車が前年度から41%の上昇となり、逆にガソリン車は5%の減少となった。
利用者数も同じように急増化しており、2020年内に400万人に到達することが想定されている。
1年間でもその成長ぶりは良く分かる統計があり、2019年1月の販売数と2020年1月の販売数では、2020年の販売数が約2.5倍になっている。
ヨーロッパの電気化を推し進める法案によって、EVの販売は今後一層加速していくことは明らかだ。

バッテリーの改良

完全な電気自動車はハイブリッド車と違い、動かすためのバッテリーが無くなると全く走ることができなくなってしまう。
そのため、バッテリーは非常に重要なパーツの一部であり、電気自動車の価値を決める要素の一つでもある。
2015年に販売された日産・リーフは世界的な売り上げを記録し、電気自動車の普及に貢献した偉大な車両の一つだが、当時のリーフはバッテリー容量が22kWhとなっており、航続距離は135kmだった。
対して2019に発売された新型リーフは、62kWhもの容量のバッテリーを搭載して、384kmの航続距離を記録している。
リーフを例に考えると、4年間で約3倍もの進化を果たしたことになる。
日産が特別成長した訳ではなく、BMW等の他のEVも同様の進化を果たしているため、これはバッテリー技術の進歩によって達成された記録と言えるだろう。
そしてバッテリーの成長は容量の増加だけではなく、充電時間の短縮でも成長を見せている。
2015年と2020年の30分間の充電量を比べると、約4倍の効率を実現させた。
フォーミュラEに詰まれているバッテリーにはこの進化を感じることができる。
フォーミュラEが始まった2014年当時のGen1カーには28kWhのバッテリーが搭載されていた。
このバッテリー容量によって、レース中に1度、マシンを乗り換えることが必要となっていた。
そして2018年に登場したGen2カーには、約2倍の容量となる54kWhのバッテリーを搭載したため、ピットストップを行うことなくレースを走り切ることが可能になった。
この進化が今後も続いていくと、ガソリン車を大幅に超える航続距離を記録することができるようになるだろう。
充電エリアの拡大も、今後の電気自動車の普及に重要な要素だ。
2015年から2019年までで、充電スポットは約3.5倍に増加し、これにより充電が切れる心配が少なくなった。
充電スポットはまだ集中的に設置されているため、都市部から離れると比較的少なくなってしまうが、この状況も少しずつ改善している。

今後の進化によって

現在のEVは、生産時にガソリン車よりも多くのCo2を排出している点や、使っている電力の生産に火力発電等のCo2を排出する発電方法を使っているため、反論をしている人もいる。
しかし、自然エネルギーでの発電が多い国で考えると、既にEVの方が圧倒的に環境に優しいことが判明しています。
今後、世界中が自然エネルギーでの発電に注力することによって、EVは真の意味で排出量0を達成することになるだろう。

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