メルセデスの最新コンセプトマシン 有機電池を使用

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映画「アバター」のグローバルパートナーであるメルセデスの新しいコンセプトマシンであるAVTRが公開された。
AVTRは有機物で作られる蓄電池である有機電池を備え、新時代の自動運転EVとして紹介された。

未来の車の形

メルセデス・ベンツがサウジアラビアでのフォーミュラEチャンピオンシップでデビューした数週間後、メルセデスは将来の技術開発を強化した。
そんなメルセデスは、ラスベガスのコンシューマーエレクトロニクスショーで最新のコンセプトを公開した。
AVTRと呼ばれる四輪自動車は、まるで生き物のような見た目をしており、この車両は2009年に公開したジェームス・キャメロン監督映画「アバター」の影響を受けたマシンコンセプトになっている。

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継続可能なモビリティとして

この車は地球の鉱物を使用せず、堆肥化できる有機電池を搭載しています。
蓄電池内部は、環境への影響を軽減するためにリサイクルプラスチックとビーガンレザーで作られている。
現在のガソリン車両が環境問題や空気汚染に関与しているため、今回のメルセデスのような市場は将来のより持続可能な車両を開発するための技術競争に備えた動きである。
そんなメルセデスは今シーズンからフォーミュラEで技術をテストして世界中のストリートトラックで競い合っている。

今回公開されたAVTRは、前方、横方向、または斜めに移動できるように設計された球状の車輪が付いている。
これらの技術は狭いスペースに駐車する際に非常に便利であり、ジェームズ・キャメロンの映画に触発されたようだ。

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全てを自動化

後部に目を移すと、メルセデスが「バイオニックフラップ」と呼ぶ33個の開閉できるフラップに気付くことができる。
この機能に対しメルセデスは、外部との通信に使用するために搭載されることを期待している。
そして、AVTR内側にはハンドルがない。
これが人類のモビリティの未来であり、乗員は操作を行うハンドルに代わり、センターコンソールの楕円形のコントローラーを介して車と対話する。
メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーの会長、オラ・カレニウスは、人間と機械が最終的にどのように融合するか分からないが、これはその一例であると主張している。

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AVTRはサイエンスフィクションの中の作品かもしれませんが、メルセデスが示したコンセプトは人類と自動車との未来の関係を垣間見ることができる。
しかし今のところ、メルセデスは1月18日の2019/2020シーズンの第3ラウンドであるサンティアゴに向けて、フォーミュラEトラックで将来の電気技術の完成のために忙しく働いている。

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