FIAフォーミュラE世界選手権は、韓国の首都であるソウルで2022シーズンの最終戦となるE-Prixを開催する。

フォーミュラE世界選手権は、ソウルE-Prixを第15戦・第16戦として開催する。
韓国・ソウルでのフォーミュラEは初開催となり、もちろん全チーム及びドライバーにとって全く新しい挑戦となる。
ソウルの都市圏人口は2600万人を超え、世界5位の人口となっている。
非常に大きなこの都市は韓国の中枢として機能しており、様々な分野の中心となっている。
歴史も古く、約1000年程前から人が集まる地となっていった。
今回のフォーミュラEが開催される8月は、ソウルで最も気温が高い時期ではあるが、平均最高気温は30度程度であり、砂漠地域等の過酷な環境でレース経験があるフォーミュラEにとってはそこまで問題にならないだろう。
ただし、この時期は降水日数や降水量が非常に多く、突然の雨の可能性も十分にあるため、荒れたレースとなるかもしれない。
フォーミュラEの2022シーズンはソウルでのダブルヘッダーでファイナルを迎えるため、今回のレースでチャンピオンが決まる。
レースは土曜日と日曜日にレースを行うダブルヘッダーイベントとなるため、大量ポイントを獲得することも可能だ。
しかし、現在ランキング首位のメルセデスのストフェル・バンドーンは36ポイントのリードを築いており、チャンピオンに非常に近い状況となっている。
追うライバルはジャガーのミッチ・エバンスとベンチュリーのエドアルド・モルタラの二人だ。
２つのレースで勝利を飾ることができれば、逆転でのチャンピオンもあり得るだろう。

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全長：2.618km
ターン：22
レコードタイム：なし

記念すべきフォーミュラEソウルE-Prix初開催の地として選ばれたのは、1988年夏季オリンピックで使用されたソウル オリンピック スタジアムだ。
近年増えているオリンピックの遺産を活用したレーストラックの制作となる。
ソウル オリンピック スタジアムおよびその周辺を周回する特設コースは、市街地コースらしい直角コーナーやタイトコーナーが連続するテクニカルコースだ。
スタジアムセクション内はスタンドの観客の前を1周するような連続コーナーが設置されて、ファンは長い時間マシンを観戦できる。
スタジアム外のセクションはオーバーテイクポイントもあり、最終戦で素晴らしいバトルが展開されることを期待したい。

スタートラインはスタジアムの反対側のストレート上に設置された。
最初にやってくるのはターン22のタイトなコーナーで、スタート直後にポジション争いが激化しそうだ。
そこから短いストレートを挟んだ後、ターン1がやってくる。
ターン1、ターン2、ターン3は連続コーナーであり、どれもタイトとなっている。
ターン4も直角の右コーナーとなり、1周目はこのあたりで隊列が整うと思われる。
ターン5、ターン6はシケインとなっており、ここを抜けるとスタジアムセクションに入る。
ターン7はスタジアム内に入った後の左コーナーだ。
ターン8-9-10-11は連続の右コーナーだが、ロングコーナーのように一つのコーナーとして走ることになる。
ターン12-13-14もスタジアム内の連続コーナーだ。
ここを抜けるとスタジアムから出て行き、緩いターン15を通過した後、直角のターン16を曲がる。
ターン17とターン18は珍しい緩めなコーナーとなっており、ここから少し速度が上がる。
ターン19の直角コーナーを抜ければようやく長いストレートへ繋がり、ここからオーバーテイクを狙うドライバーが多く現れる。
ターン20-21は45度コーナーが連続で来て、また長いストレートへ出る。
スタートラインを超えると、またターン22となる。
フィニッシュラインはターン22の後のストレートとなるため、ファイナルラップの最終コーナー勝負が起こるかもしれない。

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08:00 - 08:30 プラクティス1
09:50 - 10:20 プラクティス2
11:40 - 13:00 予選
16:00 - 17:00 決勝

09:30 - 10:00 プラクティス3
11:40 - 13:00 予選
16:00 - 17:00 決勝

一部セッションは公式youtubeで生配信される。

各イベントのチケット購入は公式サイト上のリンクから行える。
https://www.fiaformulae.com/en/championship/race-calendar/2021-2022/seoul/tickets