フォーミュラE 2021 第12-13戦 ロンドン E-PRIX 情報

フォーミュラE 2021 第12-13戦 ロンドン E-PRIX 情報

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FIAフォーミュラE世界選手権は、イギリスの首都であるロンドンでE-Prixを開催する。
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フォーミュラE世界選手権は、ロンドンE-Prixを第12戦・第13戦として開催する。
7月24日と25日に開催されるロンドンのストリートレースは久々のフォーミュラE開催となる。
フォーミュラEは2016年にイギリスを訪れて以来、長らく開催から遠ざかっていたものの、今シーズンはロンドンのストリートに戻ってくることになり、世界選手権の名誉をかけたレースはこれまで以上に熾烈なものとなる。チャンピオンシップは、ニューヨークでのレース2で圧倒的な勝利を収めたジャガー・レーシングのサム・バードがリードを築いている。
しかしポイント差は5点と少なく、ランキング11位のローランドまでは22ポイント差となっており、優勝によって逆転が可能な24点差以内に入っている。
ランキング2位にはディフェンディングチャンピオンのダ・コスタが上がってきており、2年連続のドライバーズタイトルに近づいている。
ランキング3位のフラインスも同ポイントの5点差でバードを追いかける。
また、チームメイトのキャシディは最近の上位入賞によって大幅にランキングを上げて来て5位となっており、チームランキングではヴァージン・レーシングが僅かにリードしている。
今シーズンはイギリス人ドライバーが7名参戦しており、リーダーであるバードを始めとした多くのドライバーが母国でのレースに気合を入れている。
チームとしても、ジャガー・レーシングとヴァージン・レーシングにとっては母国での開催となる。21 07 20 3

コース情報

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全長:2.252km
ターン:22
レコードタイム:---

概要

ロンドンE-Prixは、歴史あるドックランズとエクセルエキシビションセンターを舞台に、FIAとモータースポーツUKの協力のもと、英国の建築家サイモン・ギボンズが設計したレイアウトでE-Prixを開催する。
屋内外を利用した個性的なサーキットで行われる今年のロンドンE-Prixは、歴史的なダブルヘッダーとなる。
レースディレクターのオリ・マクラドンは、ロンドンが今シーズンのカレンダーに戻ってきたことを喜び、内燃機関や排気音がない電動レーシングシリーズだからこそ、屋内を通るレースが可能となったと語る。
「このサーキットは全長2.2kmながら、22のコーナーがあり、外から駐車場を通ってアクセスランプを登り、センターの南ホールに入っていくというものです。これを可能にするためにいくつかの重要な技術を開発しましたが、これは簡単なことではありませんでした。世界の大規模なストリートサーキットの中には、建設に数ヶ月かかるものもありますが、私たちにはそのような時間的余裕はありません。私たちは、市民の生活に影響を与えないように週末にレーストラックを設置して、レース後は速やかに片付けます。このレースの目的は、ファンが帰るときに今まで見たこともないような素晴らしいものだったと言ってもらえるようにすることです」
マヒンドラ・レーシングのアレックス・リンもコースについてコメントしている。
「とてもクールに見えます。エクセルアリーナを出入りするときはとてもタイトでツイスティなので、これまでのコースとは異なります。屋内外の切り替えや照明条件の違いにより、どのバイザーを使用するか、外は濡れていても中は乾いている場合にどのようなセットアップを車に施すかなど、疑問は尽きません。フォーミュラEでは、レースが始まるまで何が起こるかわからないのです」

ターン

スタート/フィニッシュラインはピットレーンと同じストレート上に設置されているが、フィニッシュラインはストレートの開始地点付近に位置している。
また、このエリアは屋内となっており、雨天でもドライコンディションでスタートできる。
ターン1は左の低速コーナーとなっており、オーバーテイクポイントの一つとなる。
ターン1に続いてターン2も低速の右コーナーであり、ターン1でインサイドに入ってもオーバーテイクが容易ではない。
ターン3もすぐにやってきて左の低速コーナーを曲がると、ターン4・5と共に右の直角コーナーが続く。
ターン5を抜けると短いストレートになり、またすぐにコーナーがやってくる。
ターン6は左の直角コーナーであり、ここを抜けると屋外に出る。
ターン7の低速コーナーを抜けるとまた僅かなストレートが来るが、ターン9の直角コーナーでまた減速する。
ターン9も市街地らしい直角コーナーであり、ここも勝負ができるコーナーだろう。
ターン9後はホームストレートと同等の長さの裏ストレートを通過する。
ターン10はかなりタイトな右のヘアピンであり、ここはオーバーテイクポイントとなるだろう。
ターン11はターン10と同形状の左のヘアピンとなっている。
ターン12/13は僅かなストレート後にあり、こちらもかなりタイトなシケインとなっている。
ターン14/15は緩やかなコーナーなため、ここはスピードが出てくる。
ターン16は多くのアクションが起こるであろうコーナーだ。速度が出ている状態からのヘアピンコーナーであるだけでなく、アウトサイドはアタックモードの起動ゾーンとなっている。
ターン17の緩やかなヘアピンを抜けるとすぐにターン18/19/20の連続低速コーナーが来る。
ターン20をクリアすると屋内に入る。
ターン21の右ヘアピンとターン22の左ヘアピンを過ぎるとようやくストレートに戻ってくる。
コーナー数が多いレイアウトながら距離は短いため、ドライバーはステアリングを忙しく操作することになる。
ストレートの距離も比較的短いため、勝負をするタイミングがシビアになるだろう。
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7月24日(土)

01:00 - 01:45 プラクティス1
17:00 - 17:30 プラクティス2
19:00 - 20:00 予選
23:04 - 24:00 決勝

7月25日(日)

16:00 - 16:45 プラクティス3
18:00 - 19:00 予選
22:04 - 23:00 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
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