フォーミュラE ROKiTベンチュリーのCEOにスージー・ヴォルフが就任
ベンチュリー・レーシングは、2022年のフォーミュラEに向けて経営陣を再編するにあたり、スージー・ウォルフが最高経営責任者に昇格し、ジェローム・ダンブロジオがチームプリンシパルに就任した。
ウォルフは2018年7月にチームに加わって以来、多様性と包括性を重んじて、ブランドを文化的にも商業的にも変革するためにさまざまな改革を行ってきた。
2020年12月には、スコット・スウィッド会長が率いる新しいオーナーが加わり、財政的に存続可能なレーシングチームを作るための作業に着手した。
ウォルフがチーム代表を務めことで、チームはこれまでで最も成功したシーズンを送った。
昨シーズンはエドアルド・モルタラが2勝、5回の表彰台を獲得し、ドライバーズチャンピオンシップで、トップと7ポイント差の2位となった。
これを受けてチームは、ウォルフがCEOに就任し、副チーム代表を務めたジェローム・ダンブロジオがをチーム代表に就任するという「自然な進化」をした。
CEOとなったウォルフは以下の様にコメントした。
「過去3年間、チーム・プリンシパルを務めてきましたが、今回の交代はタイミング的にもちょうどいいと思います。2018年にこの役割を担って以来、私たちが組織として力をつけてきたことに大きな誇りと達成感を感じています。ジェロームはチームに参加して以来、ポジティブな影響を与えてくれました。フォーミュラEがシーズン9の第3世代に向けて前進していく中で、私はチーム運営を有能な方に委ねることができたと確信しています」
チーム代表となったダンブロジオもコメントした。
「この機会を私に託してくれたチームに感謝しています。スージーの後継者として、チーム・プリンシパルとして、私には大きな責任があることはわかっていますが、私は常に新しい挑戦をしたいと思っています」
「この12ヵ月間、私はスージーから多くのことを学びました。そして、私たちが一緒になれば、非常に強力なチームになると信じています。このチーム力によって、これまでで最も成功したシーズンを送ることができ、将来に向けて素晴らしい基盤を築くことができました」
「来シーズンはエドとルーカスがマシンに乗り、チーム全体がポジティブな気持ちでコースに戻り、再びチャンピオンシップの成功に向けて一丸となって取り組む意欲を持っています」
ROKiTベンチュリーレーシングは、元フォーミュラEチャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシと、エドアルド・モルタラのコンビでシーズン8をスタートすることを発表している。