日産e.dams、来季フォーミュラEドライバー発表

日産e.dams、来季フォーミュラEドライバー発表

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日産e.damsは、フォーミュラEチャンピオンシップの2019/2020シーズンに向けて、ドライバーラインナップを公開した。

昨シーズンのチャンピオンシップ2位を獲得したセバスチャン・ブエミと、印象的な速さを見せてルーキーシーズンを戦ったオリバー・ローランドの両選手を、引き続き日産ドライバーとして起用することを発表。

エースとして戦うブエミ

日産としての初シーズンを終えて、チームは全13ラウンド中で6回にも及ぶポールポジションを獲得。また、予選上位6台のみのスーパーポールへもシーズンを通して進出し続けた。両ドライバーが見せたスピードと実績を踏まえて、日産は2019年のチャンピオンシップ成功のためにドライバーラインナップの継続性が重要な要素になることを予測している。

フォーミュラEのトップドライバーの1人として昨シーズンを戦ったセバスチャン・ブエミ。シーズン前半こそ思うような結果が出なかったが、ベルンE-Prixからの連続表彰台と、ニューヨークでのレース1優勝により、後半戦は多くのポイントを獲得した。シーズン最後のレースでジャン・エリック・ベルニュにチャンピオンを決められはしたものの、終わってみればランキング2位で終えるという力強いシーズンとなった。ブエミは日産e.damsとのパートナーシップを継続することについて次のように語っている。

「シーズン5は良い雰囲気で終えることができました。その勢いを今後さらに加速させたいと考えています。また、シーズン6には新しいワークスチームが複数参加しますが、我々チームは経験者として構え、レースを盛り上げたいです。」

BROOKLYN STREET CIRCUIT, UNITED STATES OF AMERICA - JULY 13: Race winner Sébastien Buemi (CHE), Nissan e.Dams celebrates in parc ferme during the New York City E-prix I at Brooklyn Street Circuit on July 13, 2019 in Brooklyn Street Circuit, United States of America. (Photo by LAT Images)

最速ルーキーとなったローランド

セカンドドライバーを務めたオリバー・ローランドは、シーズン開幕直前に日産e.damsからのオファーで契約し、電撃デビューを果たすことになった。
昨シーズンは、ルーキーながらも複数回のセッショントップタイムを記録し、ポールポジションも獲得する速さを見せ、日産チーム史上初の表彰台を獲得した。早めのドライバー発表により、2019/2020シーズンに向けてさらに準備が整うだろう、とローランドは語った。

「私は素晴らしいルーキーシーズンを過ごしましたが、今は2年目に向けて準備をし、さらに強くなるタイミングです。シーズン5が始まった時はテストも十分ではなく、ほとんど経験がありませんでしたが、1シーズンを戦い終えた今では順応したと思います。チームにとても満足しているし、チームメンバーみんなから多くのサポートを受けました。」

日産のグローバルモータースポーツディレクターのマイケル氏は次のように付け加えた。
「セバスチャン・ブエミはシーズン5で2位になり、チームプレーヤーとしての姿勢もあり、シーズン6でもドライバーとして起用することは簡単に決まりました。オリバー・ローランドは非常に速い学習能力があり、私たちはタイムシートのトップで彼の名前を見ることにすぐ慣れました。我々のチームが優れたドライバーラインナップであることは間違いありません。」

日産e.damsは、11月22日にサウジアラビアで行われるシーズン6の初戦に先立ち、バレンシアのリカルドトルモ・サーキットでシーズン前の公式テストを行う。

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