フォーミュラE アンドレッティにオリバー・アスキューが加わりドライバーが決定
アバランチ・アンドレッティは、オリバー・アスキューがチームに加わり、ジェイク・デニスと共に2022年のFIAフォーミュラE世界選手権を戦うことを発表した。
これでアンドレッティのドライバーラインナップも完成した。
アンドレッティは、オリバー・アスキューがチームに加わり、ジェイク・デニスとコンビを組んでフォーミュラEに参加することを決定した。
新たにフォーミュラEドライバーとなるアスキューは、フォーミュラEにフルタイム参戦する最初のアメリカ人となり、グリッドで唯一のアメリカ人ドライバーとなる。
アンドレッティ・オートスポートのCEO兼会長であるマイケル・アンドレッティは以下の様にコメントした。
「オリバーをアンドレッティファミリーに迎え入れ、フォーミュラEのドライバーラインナップを充実させることができて嬉しく思います。2019年にオリバーが我々と一緒にインディライツ・チャンピオンシップを獲得したときに、我々はオリバーと多くの成功を収めました。そんな彼をフォーミュラEに迎え入れるのを楽しみにしています」
「彼は仕事熱心であり、スマートなレースをするので、フォーミュラEにそれを生かすことができると確信しています。また、このようなエキサイティングで国際的なシリーズに、アメリカ人初のフルタイムドライバーを投入できることにも興奮しています」
フロリダ州出身のアスキューは8歳でカートを始め、アメリカとヨーロッパでステップアップを果たし、2015年に4輪レースを開始した。
2016年にチームUSAのスカラシップを獲得し、2017年にUSF2000のチャンピオンシップを制覇した。
チャンピオンシップ・スカラシップを得た後、すぐにインディ・プロ2000チャンピオンシップに移り、2019年にはアンドレッティ・オートスポートのインディ・ライツ・チームに参加した。
インディ・ライツでは7勝と、7回のポールポジション、そして15回の表彰台を獲得し、アンドレッティとともに2019年のインディ・ライツ・チャンピオンシップを制覇している。
2020年にアメリカ最高峰のフォーミュラレースであるインディカーにデビューし、12レースに出場して1回の表彰台を獲得した。
2021年も引き続きインディカーへの参戦と、IMSA（アメリカンルマン）の両方に参戦し、優勝を含む高成績を収めている。
フォーミュラEへ挑戦するアスキューはコメントした。
「2022年のフォーミュラEで、再びアンドレッティ・オートスポートと共にレースができることを嬉しく思います。私はアンドレッティ・オートスポートを家族のように思っており、彼らと一緒に私のキャリアの新たな章を始めることができることは、言葉では言い表せないほどの意味を持っています。そして、アメリカ人初のフォーミュラEフルタイム参戦ができることを大変うれしく思っています」
「フォーミュラEのアメリカ代表として、ドライバーを務めることができるのは非常に誇らしいことです。仕事に取り掛かることを楽しみにしています」
チーム代表のロジャー・グリフィスは次のように述べた。
「アンドレッティがフォーミュラEに参戦し、アメリカ人ドライバーが世界選手権に参戦するというのは素晴らしいことです。我々はオリバーがインディライツで成功した時からよく知っていますが、今回は全く異なるシリーズでの挑戦となるため、多くの課題に取り組んでいます。しかし、彼の仕事に対する倫理観と献身的な姿勢をすでに見てきているので、彼には大きな期待をしています」
