オリバー・ローランド 来季への意気込み

オリバー・ローランド 来季への意気込み

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オリバー・ローランドはフォーミュラE世界選手権での3年間で学んだことを、移籍先チームであるマヒンドラ・レーシングで活かすことができると考えている。
マヒンドラの野心、情熱、進歩が、シーズン8に向けてのローランド移籍の理由だ。

オリバー・ローランドのマヒンドラ・レーシングへの移籍は、発表される前から計画されていたものであり、シーズン8に向けて可能な限り最高のシートを確保するために様々な行動をとっていた。
マヒンドラへ移籍するローランドは、マヒンドラは競争が激化しているフォーミュラEで大きな進歩を遂げているチームであり、そこでレースをする準備は万端だと感じていると語った。

「シーズン6が終わった後、僕は早く物事を解決したいと思っていたんだ。自分が何をしているのかわからないまま今後のシーズンを迎えるのは嫌だったんだ。その結果、他のチームとの話し合いが始まり、マヒンドラで何が起こっているのかを知ることができました」

「最初に話をしたときから、彼らが大きな野心を持っていることは明らかでしたし、過去のシーズンで犯したミスを認識していたので、シーズン5と6を経て大きな進歩がありました」
「クルマの性能を見ると、純粋な性能という意味では以前のチームとほぼ同じです。去年の僕とマヒンドラの二人の平均値を見てみると、かなり似ています。なので、来シーズンは私がもう少し多くのペースを提供できればと思っています」
「また、ゼット・エフ社とのパートナーシップも大きなプラス要素です。最初から、どこをどうすればもっと良くなるのか、どこを改善すればいいのかが明確にわかっていました」
「私たちは旅を楽しむつもりですが、チームのために良い方向に向かって働き、全員が同じ方向へ前進することが重要です。最終的にはドライバーである私たち2人が良いパフォーマンスを発揮し、できる限り多くのことに協力してチームを後押しすることが重要です」

STREETS OF LONDON, UNITED KINGDOM - JULY 25: Antonio Felix da Costa (PRT), DS Techeetah, with Oliver Rowland (GBR), Nissan e.Dams, and his baby during the London E-Prix II at Streets of London on Sunday July 25, 2021, United Kingdom. (Photo by Andy Hone)

「チームの移籍では全く新しい経験をしています。ベルリン後からチームメンバーと一緒に仕事をしてきて、できるだけ早く馴染めるようにしてきました。時間を無駄にしてはいけないと思ったので、レース後の月曜日にはみんなと同じように準備をしていました」
「最初はチームの誰も知らなかったので、名前やどこの部署で働いているかを覚えるのは学校の初日のようなものでした。私の身近なエンジニアチームを知り、彼らがどのように仕事をしているのか、また私がどのように仕事をしているのかを共有できました。車内のシステムを自分に合わせて調整する必要もあるので、小さなことを積み重ねていくしかありません」
「私はシミュレーターの中でも外でもデータを見ています。私の過去の経験や慣れていることについて何度もミーティングを行い、少しでもパフォーマンスを向上させることができないかと考えています」

ローランドにとってマヒンドラチームは新しいチームだが、過去に共にレースをした経験もある。

「あれは奇妙な出来事でした。ワールド・シリーズ・バイ・ルノーのシーズンを終えたばかりだったころ、チーム代表のギルが私に電話してきて、”ニック(ハイドフェルド)が怪我をしているので代役をしてくれないか”と電話をかけてきました。突然のサプライズだったので、数日のシミュレーション作業の後、思い切って参加しました」

「あの頃はピットでのマシン交換もあったし洗礼も受けた。あれから私はずいぶん変わりましたし、フォーミュラEの状況も変わりました。それでも私はフォーミュラEのドライバーのレベル、そして純粋な競争レベルが好きでした」
「私と世界のトップドライバー23人で、これほどまでに接近して戦える選手権は、世界でもそう多くはありません。ユニークなことですし、高いレベルのレースで勝ちたいからこそ挑戦しました」21 09 14 2

ローランドはフォーミュラEを初めて経験した後、日産e.damsで3シーズンを過ごした。
その間にシリーズの基本的な要素である効率性について特に理解し、レースでも勝利できるようになった。
また、最高の予選ドライバーの一人となるほど速いペースを見せるようになった。

「私は日産で3シーズンを過ごしてきましたが、その間、常にスピードがありましたし、ある時点ではスピードがありすぎて少しリスクを取りすぎていたかもしれません。昨シーズンは一貫性があり、ポールポジションの数でも上位に入っています」
「シリーズへの理解が深まって効率的なレースができるようにもなり、自分のキャリアの中でもいい位置にいると思うので、更に前に進む準備ができています。過剰な期待はしていませんが、競争力を高めてレースに勝ちたいと思っています」

ローランドは日産e.damsとの幸せな思い出と、自分を信頼してくれたことへの感謝を胸語った。

「昨シーズンは速さという点では良かったと思います。予選では上位に食い込んでいましたが、レースでは必要なペースがありませんでした。チャンピオンシップを獲得することは可能だったと思いますが、多くの問題が発生しました。ロンドンではストフェル(バンドーン)と衝突してしまいました。もしロンドンのレースをあのまま2位で終えていたら、チャンピオンシップでも2位になっていたでしょう」
「日産での生活はとても楽しかったです。彼らは私をとても歓迎してくれましたし、私はそこでの時間を懐かしく思います。彼らが与えてくれた機会には本当に感謝していますし、今でも多くの友人がいます。特に初期の頃は、セブ(ブエミ)のサポートにとても助けられました。彼からは多くのことを学びましたし、彼を賞賛し尊敬しています。来年は違うチーム同士で彼とレースができることを楽しみにしているし、きっと良き友達でいられるでしょう」

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