フォーミュラEと電動モビリティの変化

フォーミュラEと電動モビリティの変化

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FIAフォーミュラE世界選手権と、主要チームおよびメーカーが電気モビリティとイノベーションをどのように推進しているかを紹介する。

今回は、現在市場に出回っている主要な電気自動車の設計と思考プロセスを明らかにし、フォーミュラEの技術がこれまでの7シーズンでどれほど進歩したかを見ていく。

FIAフォーミュラE選手権は、世界の主要な自動車メーカーが最高レベルのモータースポーツ競技を通じて、電気自動車のプラットフォームを開発し、市販車がより遠くまで速く行けるようにするための育成の場を提供している。

フォーミュラEのチームとドライバーは、2014/2015年のフォーミュラE初開催から2021年に行われたシーズン7までで、お互いを凌駕するための絶え間ない戦いを続けてきた。
そして、その学びを公道での活動に反映させ、よりクリーンでより持続可能な未来のためのレースを推進してきた。

レーストラックから一般道へ

市販の電気自動車のモデル数はフォーミュラEの最初のシーズンから6倍に増え、ヨーロッパでは175種類以上が販売されている。
フォーミュラEコース上の技術が進化し続けていることに加え、Gen2マシンの登場により、市販EVの航続距離とバッテリー容量も飛躍的に向上している。
例として、史上最も売れた電気自動車の一つである2020年型日産リーフは、2015年モデルと比較してバッテリー容量と航続距離が3倍になった。
また、リーフと同じ5年間で、欧州のEV充電器の数は3倍以上に増加し、欧州全土では約17万カ所がインフラ整備されている。

フォーミュラEの技術

2014年に開催されたシーズン1では、モータースポーツ界初となる全電動オープンホイールカー「Gen1」が登場し、革命をもたらした。
あれから7年が経過し、フォーミュラE選手権はレース中にマシンを交換していた時代に別れを告げ、シーズン5のGen2で次のステップとなるテクノロジーを迎えた。
パワーが向上し、使用可能なエネルギー容量が約2倍になったことで、バッテリーの大きさや重さが前モデルとほぼ同じであるにもかかわらず、航続距離が事実上2倍になった。
また、単純なペースとパフォーマンスも一段と向上しており、シーズン1に比べて、レースモードでは出力が150kWから200kWに向上し、アタックモードを使用すると更に高い出力を出すことができる。
予選モードでは250kWにパワーアップしことで、0-100km/h加速は2.8秒となり、Gen1と比較して0.2秒短縮され、更に最高速度も225km/hから280km/hへと向上した。
次に登場するGen3フォーミュラEカーは、コース上でのパフォーマンスがさらに飛躍的に向上すると予測されている。21 09 16 2

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