ニック・デ・ブリーズがランキング首位で最終戦へ

ニック・デ・ブリーズがランキング首位で最終戦へ

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メルセデスのニック・デ・ブリーズは、ロンドンE-Prixで連続表彰台を獲得し、ベルリンで開催される最後のダブルヘッダーに向けてドライバーズチャンピオンシップ首位を獲得した。

ニック・デ・ブリーズはロンドンのエクセルサーキットで、土曜日のレース1を2位で終え、続く日曜日のレース2でも表彰台を獲得し、ドライバーズチャンピオンシップのトップに躍り出た。
日曜日のレースでは不運なタイミングでセーフティカーが登場しており、それがなければアタックモードを2倍程度の時間使えていた計算になり、優勝の可能性はかなり高かったかもしれない。
結果的に、優勝したアレックス・リンはすべてがうまくいき、対照的なデ・ブリーズは悔しさを露わにしたが、チャンピオンシップ争いに復帰できたことを喜んでいると語った。

「今、ランキングトップに立っているのが有利かは分かりませんが、それは最終戦になればわかることです。正直なところ、ロンドンでの2位には少し失望しましたが、最終的にはこの結果に満足しなければなりません」
「まず、チームメイトのストフェルは残念だったと思います。私の予想では、オリバー(ローランド)と接触していなければ勝利に値する走りだったと思いますが、こればかりはどうしようもありません。私もセーフティーカーが来て、アタックモードが作動したばかりだったときは運が悪かったです。その影響で、セーフティーカー後の再スタートで勢いを付けることができませんでした。それからルーカス(ディ・グラッシ)も先頭争いに混ざっていましたが、これにはとても驚きました。最後に勝利したアレックス(リン)とマヒンドラは勝利にふさわしいと思います。終盤はエネルギーの残量が厳しく、彼の横に並ぶことができずにレースを終えてしまいました。一生懸命にプッシュしようとしたのですが、エネルギーがなくては絶対に追いつくことができません」

メルセデスは週末を通してトップを争うだけのペースを持っていたが、バンドーンが不運にもアクシデントに巻き込まれ、チームの得点は思う様に上がらなかった。
チーム代表のイアン・ジェームズは週末を振り返りコメントした。

「ロンドンは旋風のようでした。今回は最高の結果を得るチャンスだと思っていました。この週末は素晴らしいマシンパフォーマンスに恵まれ、2人のドライバーもそれに上手く乗っていて、裏ではチームメンバーが懸命に働いていた」
「フォーミュラEではアクション性の高いレースに慣れていますが、今回のレースはその期待を上回るものでした。2人のドライバーはスタートをうまく決め、ストフェルは様々な状況でも集中し続け、レースのほとんどの時間帯でリードを保ち、必要なドライビングをしていました。ニックは自分の役割を果たし、土曜日から見せていた力強いペースを維持していました」
「セーフティーカーが導入された直後、ストフェルは後ろを走っていたローランドのアタックを受けて接触し、順位を大きく下げてしまい、マシンにダメージを負って後退してしまった。信じられないような悔しい出来事で、ストフェルが優勝の可能性を逃してしまったことは大きな損失だった。幸いなことに、ニックは周囲の混乱に巻き込まれることなく、見事にマシンを持ち帰ることができた」
「とても矛盾した気分です。でもチャンピオンシップの順位を上げられたことは嬉しく思います。最も重要なことは、今週末に見せたペースを再現し続けることです」

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