フォーミュラE 2021 第8-9戦 プエブラ E-PRIX 情報
メキシコの都市であるプエブラは、メキシコシティの南東に位置する。
舞台となるオートドローモ・ミゲル・E・アベドはプエブラの都市部から近い東側の主要道路に面したサーキットだ。
標高が高く、メキシコらしさは健在だが、サーキット情報を持っていない状況からのスタートとなるためチームの適応能力が問われるだろう。
また、フォーミュラEとしては珍しい常設サーキットでの開催でもある。
NEXT. WEEK. 🇲🇽
The drivers will be taking on a brand new circuit for this season’s visit to Mexico! Hear what they have to say ahead of the #PueblaEPrix double-header 👇 pic.twitter.com/OwPEe4KYY6
— ABB FIA Formula E World Championship (@FIAFormulaE) June 11, 2021
オートドローモ・ミゲル・E・アベドは、フォーミュラEに参戦する24人全てのドライバーにとって全く新しい場所だ。
関係者の中でオートドローモ・ミゲル・E・アベドでレースをしたことのあるドライバーは一人だけおり、それはティアゴ・モンテイロだ。
ポルトガルのツーリングカー界のスターであり、元F1ドライバーでもあるモンテイロは、フォーミュラEチャンピオンであるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタのマネジメントをしている。
モンテイロは今回開催されるダブルヘッダーで、ダ・コスタが勝利するための特別なサポートができる唯一の人物かもしれない。
コースを知るモンテイロが特徴を語った。
「2008/2009年に行ったことがありますが、標高がとても高いんです。メキシコシティもかなり高いところにありますが、ここはとても高いですね。更にここは非常に大きな火山の台地です。だから、空気が少しずつ足りなくなっていき、疲れを感じるんだ。内燃機関であれば、マシンでも酸素不足を感じることができますが、フォーミュラEカーではそのようなことはないはずです。このコースは面白く、グリップ力の低いターマックになっています。私が運転したときは氷の上のような感触で、とてもチャレンジングでした。いくつか覚えているコツがあるから、それはアントニオのためにとっておくよ。彼は一人でも十分に仕事ができるし、新しいコースに適応する方法もよく知っている。最大の課題は、ドライバーの呼吸と疲労、そして冷静になることだと思います。私はそれの重要性を感じたことを覚えています」
コース情報
全長:2.98km ターン:15 レコードタイム:なし
概要
今回使用されるレイアウトはオーバルセクションとインフィールドセクションを織り交ぜた15のコーナーで構成される。
フォーミュラE開催にあたり、コースにはいくつかの変更が加えられたが、特にターン8のアタックモード用ゾーンの拡張が大きな変更だ。
常設サーキットとしては小型な部類であり各コーナーも基本的には低速だが、市街地に多いショートコーナーは少なく、ゆるやかなコーナーが続く。
ターン
スタートグリッドもストレートの後方に設置されているため、1周目のポジション争いは非常にスリリングなものになるだろう。
決勝中はターン1の手前でアクセルを抜く時間が長いため、隙を突いてインサイドに飛び込むマシンも多く見られるだろう。
ターン2とターン3をクリアすると左ヘアピンのターン4にやってくる。
ここはターン3からの連続コーナーとなる。
その後のターン5・6・7は緩やかなコーナーであり、近づいていればターン8のブレーキングで勝負を仕掛けることもできるだろう。
このターン8はアウトサイドの大きく広がったレイアウトがアタックモードとして機能することになる。
前走者がいる場合は進入方法に注意が必要になりそうだ。
続くターン9もヘアピンとなっており、そこを抜けると一度オーバルセクションの裏ストレートに進入する。
ターン11は再度インフィールドに進路を変える直角コーナーだ。
ターン12・13・14は緩やかなコーナーとなっており非常にシンプルだ。
ターン14を立ち上がるとオーバルセクションに入り、加速しながらターン15をクリアしてホームストレートを迎える。
6月19日(土)
22:00 - 22:45 プラクティス1 24:15 - 24:45 プラクティス2 26:00 - 27:00 予選 06:04(日曜) - 07:00(日曜) 決勝
6月20日(日)
23:15 - 24:00 プラクティス3 26:00 - 27:00 予選 06:04(月曜) - 07:00(月曜) 決勝