エクストリームE 2021シーズン カレンダー
全く新しい電動オフロードレースシリーズとなるエクストリームEシリーズの初年度の開催スケジュールが発表された。
シーズン1カレンダー
デザートXグランプリ:アル・ウラ(サウジアラビア)
2021年3月20日~21日
オーシャンXグランプリ:ラックローズ(セネガル)
2021年5月29日~30日
北極圏Xグランプリ:カンゲルスサック(グリーンランド)
2021年8月28日~29日
アマゾンXグランプリ:パラ(ブラジル)
2021年10月23日~24日
グレイシャーXグランプリ:パタゴニア (アルゼンチン)
2021年12月11日~12日
記念すべきエクストリームE初年度は、サウジアラビア、セネガル、グリーンランド、ブラジル、アルゼンチンでのレースを予定している。
しかし、COVID-19のパンデミックがシリーズの準備に影響を与えていることに加え、候補地となっていたネパールへの交通手段が複雑になることを考慮し、シーズンの開始を6週間遅らせることを決定した。
最終戦パタゴニア
3月のサウジアラビアから始まるシーズン1のフィナーレは、12月に開催されるパタゴニアのティエラ・デル・フエゴだ。
ティエラ・デル・フエゴはパタゴニアの最南端に位置し、ドラマチックな氷河と雪山の景観で有名だが、急速な氷河の後退や氷の減少、永久凍土の減少に悩まされている。
この地域は最後のフロンティアの一つとして知られており、パタゴニアのこの場所には、南アメリカの先端に位置することから「世界の果て」と呼ばれるウシュアイアの町がある。
ティエラデルフエゴ州のスポーツ長官であるカルロス・トルドー氏は次のようにコメントした。
「エクストリームEがティエラ・デル・フエゴで開催されることは、ルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグなど、国際的なモータースポーツ選手が多く参加していることから、フエゴ州にとって歴史的な節目となるでしょう。また、何千人もの人々が “フィン・デル・ムンド”(世界の終わり)で私たちを取り囲む自然の美しさを知ることができるまたとない機会でもあります。もちろん私たちにとって最も重要なことは、エクストリームEが電気自動車の技術とスポーツの実践を通じて行っている気候変動や環境保全へのメッセージと行動です」
オートモビル・クラブ・アルヘンティーノ社長のカルロス・ガルシア・レモヒ氏もコメントした。
「エクストリームEが、シリーズのホストとしてアルゼンチンのパタゴニアを選んでくださったことは私たちにとって大きな名誉です。私たちは、モータースポーツを通じた意識の向上と普及という人類への重要なメッセージを共有しています。だからこそ、オートモビル・クラブ・アルヘンティーノは、未来のテクノロジーの先駆者であるエクストリームEをサポートしていきたいと考えています」