エンビジョングループがマスク製造を開始
フォーミュラEに参戦しているエンビジョンバージンレーシングチームのオーナー企業であるエンビジョングループは、世界的に感染拡大が続いている新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が大きい地域にマスクを寄付している。
マスクの製造を急遽開始
パンデミック宣言から数日で大きく勢力を強めてきたコロナウイルスは、世界各地で多くの感染者を出している。
そんな中、エンビジョングループが新たにフェイスマスクを製造する専門施設を設立し、1日に10万枚ものマスク製造を行っている。
エンビジョングループがマスク製造を行っている「ビジョンスマイルマニュファクチャリングセンター」はわずか15日間で設立され、3月1日から営業を開始している。
製造中のマスクはすべて、中国全土のより深刻な影響を受けた地域の企業・学校・コミュニティに寄付され、流行の防止に役立ち正常化へ向かうことを期待している。
この施設で作られたマスクは中国以外にも日本・韓国・および周辺国へ感染防止を支援するために寄付されていく。
多くの支援を
「エンビジョンスマイルマニュファクチャリングセンター」の開設には、コロナウイルスに対する5,000万人民元(8億円)のも寄付があったと言う。
これはグローバルサプライチェーンの支援により、エンビジョングループがマスク・個人用保護具・その他の資材を湖北省などの主要な地域へ届けることを可能にした。
エンビジョンバージンレーシングを持つエンビジョングループのCEOでチームオーナーのレイチャン氏は、次のように述べた。
「この施設で生産されたすべてのマスクは、パンデミックによって奪われた仕事と生活の再開を促進するために寄付されます。風、雨、伝染病との闘いに直面するとき、私たちは隅でうずくまるのではなく、人々の希望を笑顔で目覚めさせることを選択します。私たちは単にマスクを届けるだけではなく、それ以上のことを目指しています。希望を届け、人々が再び笑顔になるのを目指しています。私たちは本当に皆が「雨上がりの笑顔」を目にすることを望んでいます。」
コロナウイルスは現在も感染拡大を続けており、こういった企業の思い切った行動で助かる人も多く出てきている。
フォーミュラEは環境に優しい電気自動車を使ったモータースポーツだが、参戦しているチームは環境問題だけに留まらず、世界各地へのサポートを忘れてはいないようだ。