ロンドン市長とサム・バードが大気汚染問題に取り組む
ロンドンのサディク・カーン市長とフォーミュラEドライバーのサム・バードは、7月25日と26日にロンドンで開催されるFIAフォーミュラEチャンピオンシップに先立ち、東ロンドンのニューハムにある学校を訪れ、首都の空気を綺麗にするための戦いを始めた。
次の世代への重要なメッセージ
サンティアゴでのフォーミュラE第3戦後、ソールズベリー小学校は、ロンドン市長サディク・カーンとエンビジョン・ヴァージン・レーシングのドライバーであるサム・バードを歓迎した。
この学校は、汚染されている空気から生徒を保護するための適切な対策を講じている。
市長による大気質監査において、大気汚染の高い地域にある200か所の学校の1つである。
生徒たちは現行マシンであるGen2を間近で見ることができ、フォーミュラEで9回の勝利を獲得しているサム・バードからフォーミュラEチャンピオンシップがどのように役立っているかを聞くことができた。
フォーミュラEは7月25日と26日にロンドンのニューハム地区で最終戦を開催する予定となっている。
そのロンドンE-Prixでは、世界初の屋内/屋外サーキットが使用されることで注目を集めている。
サム・バードは、フォーミュラEが世の中に変化を起こすための触媒であり、現在問題となっている大気汚染を解消し、クリーンな未来を作り出すのに役立つと強調した。
子供たちの意識を高めた
講師として生徒たちにメッセージを伝えたバードは以下の様にコメントした。
「ロンドン市長と共にソールズベリー小学校を訪問し、電気自動車を使ったモータースポーツと将来のモビリティについての両方の意識を高めることができ、とても光栄です。フォーミュラEのトップチームとして、私たちは汚染によって悪影響を受ける人々のいる都市で、この様な活動に熱心に取り組んでいます。この活動は次世代にとっても非常に重要であり、ソールズベリー小学校の子供たちがより良い変化をもたらすために一生懸命働いていることを知ることは本当に刺激的でした。」
市長は、ロンドンで最も汚染された5つの自治区である、ニューハム/イズリントン/サザーク/ウェストミンスター/ブレントの都市の汚染を、大気質監査プログラムを拡大して削減することを約束している。
大規模な支援
ロンドン23区にある50の学校で詳細な大気質監査が実施され、各地域での大気汚染レベルを確認した。
その結果を元に、生徒を保護するための一連のプログラムが作成された。
プログラムの一環として、市長は100万ポンドを発行し、50の監査対象学校のそれぞれに1万ポンドの初期助成金を提供し、法的大気汚染限度を超える地域にある他のロンドンの学校がグリーンインフラ資金を申請できるようにした。
市長であるサディク・カーン氏は環境問題を解決するために尽力している。
「ロンドンの有毒な空気は子供の健康を直接害します。ニューハムのような自治区と協力して彼らを保護し、次世代がより清潔で健康な空気を吸えるように力を尽くします。ソールズベリー小学校が率先して協力していただけて嬉しいです。ロンドンの環境をすべての人にとって安全で清潔なものに変えていくことは素晴らしいことです。他の自治区も、私たちの革新的な大気質監査を各州学校で実施していくことで、より良い改善が行われると信じています。」