ディ・グラッシが成し遂げた勝利のような7位

ディ・グラッシが成し遂げた勝利のような7位

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アウディスポーツのルーカス・ディ・グラッシは、サンティアゴの決勝レースで後方からのスタートながら、次々とオーバーテイクを決めて順位を上げていき、サンティアゴE-Prixで7位完走を達成して貴重なチャンピオンシップポイントを獲得した。 レースの後、ディ・グラッシは今回のレースを振り返り、自身のフォーミュラEキャリアにおいてのベストレースだと評して、勝利のように感じたと語った。

後方からの怒涛の追い上げ

フォーミュラEで最も強いドライバーの一人として評されるアウディチームのルーカス・ディ・グラッシ。 第3戦のサンティアゴE-Prixでは、ディ・グラッシは予選でパフォーマンスを発揮することができず、スーパーポールに進出できる上位6人に挑戦することもできずに予選を終了。 予選は22位に終わり、決勝でのポイント獲得は絶望的に見えた。 しかし、グリッドの後方からスタートしたディ・グラッシは、レース中に奇跡とも言える挽回劇を演出し、15ものポジションを上げることに成功してポイント圏内の7位でフィニッシュした。 ほぼ最後尾から多くのオーバーテイクを成功させて、ポイントを獲得したディ・グラッシは以下の様にコメントした。 「非常に良いドライビングをすることができて、実質的最下位から7位までポジションを挽回することができて、チャンピオンシップにとって非常に重要な6ポイントを獲得しました。私は合計で15のポジションを上げることに成功しました。この事実は、レースペースの点で考えれば、私のフォーミュラEキャリアでの最高のレースの1つであると言えるでしょう。コース上で自分よりもペースの悪いマシンに何度も引っかかり続けてましい、多くの時間を失いました。それでも7位まで挽回することができたのは、私たちに素晴らしいレースペースがあったことを示しています。もし上位からスタートできていれば、非常に高い競争力を発揮できていたでしょう。それでも最終順位の7位でのフィニッシュは素晴らしい結果であり、非常に満足していると言えます。予選中に起こったことは私たちの手に負えませんでした。状況が繰り返されないことを願っています。」

勢いをそのままに

2月15日にはメキシコシティのロドリゲスサーキットで第4戦が開催される。 ディ・グラッシは昨シーズン、フィニッシュラインまで残り数メートルと言うところでマヒンドラレーシングのパスカル・ウェーラインをオーバーテイクした。 劇的な優勝を果たしたメキシコシティE-Prixに戻ってきたディ・グラッシだが、楽観視はしていない。 「昨年の優勝は、今となっては何の意味もありませんが、私はメキシコが本当に好きです。我々はチャンピオンシップで重要なポイントを多く獲得することを目指して、予選とレースに向けて懸命に働きます。」

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