2020年の注目電気自動車

2020年の注目電気自動車

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FIAフォーミュラE公式チャンネルから、2020年の注目される電気自動車の紹介動画が公開。
近年、目覚ましい発展を見せるEV業界の最新ラインナップを、世界各国のメーカーから取り揃えた紹介動画になる。

・ピニンファリーナ バッティスタ
バッテリー 120kWh
航続距離 500km
0-100加速 2秒
最高速 350km/h
出力 1400hp
カーボンファイバーモノコックを使用した最高級EVであり、出力は1400馬力を誇るモンスターマシン。
開発には元F1/フォーミュラEドライバーであるニック・ハイドフェルドを起用して、本格的に調整を施したハンドリング等が売りだ。
また、生産台数は150台と希少になっている。
価格は200万ユーロと言う非常に高い設定になっているが、スーパーカー好きの大富豪から注文が相次いでいるようだ。

・アストンマーティン ラピードe
バッテリー 800V
航続距離 322km
0-100加速 4秒
最高速 250km
出力 600hp
アストンマーティンが初めて手掛けるラピードeは、既存のラピードの車体を使用して、本来はV12気筒エンジンが入っていたフロント部分内部を電気自動車用に作り替えたモデルである。
バッテリーシステムはウィリアムズから提供され、フォーミュラEで培われた技術を駆使したものが使用されている。

・アウディ e-tron スポーツバック
バッテリー 71-95kWh
航続距離 347-386km
0-100加速 5.7秒
最高速 190-200km
出力 300hp
アウディのSUVに電気自動車が追加された。
トリプルモーターを搭載したe-tronスポーツバックはドライバーの間隔に上手く合わせたコントロール制を持っている。
それぞれが独立した駆動を与えることで姿勢を制御できるようになっている。

・ホンダ e
バッテリー 35.5kWh
航続距離 218km
0-100加速 9.5秒
最高速 145km
ホンダの作った大衆向けの最新EV。
大衆向けEVとして後輪駆動を採用しており、ホンダのこだわりが垣間見える。
2020年夏を目途にヨーロッパ市場に売り出しを予定しており、ファミリー層にヒットすることが予想される。
急速充電に対応しており30分間で80%までの充電が可能なので、近場への移動では不便さを全く感じないだろう。
内装には大きなタッチスクリーンが取り付けられているため、ドライバビリティも考慮されている。

・ポールスター2
バッテリー 78kWh
航続距離 500km
0-100加速 5秒
最高速 250km
出力 400hp
ボルボの高級EVブランドであるポールスターの新型車両であるポールスター2。
2つのモーターを取り付けた車体は4輪全てが駆動する4WDを採用。
78kWhのバッテリーで500kmの連続走行を可能にした技術的にも先を行く仕上がりを見せている。
SUVカテゴリーの5ドア車であり、アウディと激しく競争することが予想される。
内部のインフォメーションOSには「android」を採用している。

・EQV
バッテリー 100kWh
航続距離 400km
0-100加速 5.1秒
最高速 160km
出力 200hp
メルセデス・ベンツが2020年に投入する予定の車両「EQV」は乗車定員7-9名の大型車両である。
車重は3.5トンと非常に重いが、それでも航続距離が400kmまで可能だと公表されている。
高速充電にも対応しており、家庭用電源での充電を使用して45分間で80%までの充電が可能となっている。
車内は広く、快適な長距離運転が可能である。
ベース車体のvシリーズよりも高額になってはしまうが、専用インテリアや環境配慮等の価値は十分にあるだろう。

・フォルクスワーゲン id3
バッテリー 45-77kWh
航続距離 330-550km
0-100加速 5.5-8.0秒
最高速 160-180km
フォルクスワーゲンの大衆向けEVの大本命であるid3は、3種類のグレードを用意している。
エントリーモデルから最上級モデルまでは大きな性能差があるが、それだけ顧客のニーズにあったものを提供できるということになる。
大型ホイールはスタイリッシュな外見であり、特製のアロイホイールを装備する。
今後のEV市場で間違いなく注目の車両になるだろう。

・ミニ エレクトリック
バッテリー 32.6kWh
航続距離 232km
0-100加速 7.3秒
最高速 148km
BMWグループのミニは、量産型電気自動車の第一車両としてミニ エレクトリックを発表した。
出力やバッテリー容量は特別良い訳ではないものの、一般への普及を目指した低価格帯を実現させることが期待されている。
インテリアはミニの伝統的なデザインを継承しており、ユーザーには馴染み深い雰囲気にまとまっている。

・クプラ タバスカン
バッテリー 77kWh
航続距離 450km
0-100加速 6.5秒
クプラ社は電気自動車を制作する新規メーカーであり、タバスカンはSUVモデルとして2020年半ばの販売を目指している。
デザインは近未来的なものになっており、内装もスタイリッシュさをアピールしている。
特徴的なホイールも目を引く。
まだコンセプト段階にあるものの、有名メーカーと肩を並べる企業に成長していくかもしれない。

・フォード マスタング マッハ-E
バッテリー 75.7-98.8kWh
航続距離 418-595km
0-100加速 4-8秒
最高速 178km
出力 459hp
アメリカの大手自動車メーカーであるフォードが、EVで世界に通用するSUVを作った。
急速充電に対応し、40分足らずで80%の充電が可能。
グレードは複数用意されており、それぞれに合ったタイプの車両を選ぶことができるようになっている。

・ロータス エヴァイヤ
バッテリー 70kWh
航続距離 402km
0-100加速 3秒
最高速 320km
ロータス製のハイパーカーとして制作が続けられている最高級EV。
カーボンファイバーモノコックによる軽量化やミッドマウントバッテリーにより、走行性能を限界まで高めることを目指している。
出力はまだはっきりとしていないが、2000馬力を目指して開発を行っているという。
150台限定生産であることや価格帯を考えると、バッティスタと同じエリアでの戦いになることは当然であるだろう。

・ポルシェ タイカン
バッテリー 93kWh
航続距離 413-450km
0-100加速 2.8-3.2秒
最高速 250km
名門ポルシェが作る電気自動車となったタイカンは、世界中で注目を集めている。
今シーズンからフォーミュラEワークス参戦を始めたポルシェは、市販車部門でもEVを進めていくことを発表している。
前後に1つずつモーターを取り付けて4輪駆動車になっている。
それぞれのタイヤはグリップを発揮できるように個別に制御されているので、パフォーマンス走行時にも高い安定性を維持することが可能である。

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