グッドウッドフェスティバルで、電気自動車がレコードを更新

グッドウッドフェスティバルで、電気自動車がレコードを更新

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「I.D. R」が新コースレコードを更新

毎年恒例の「グッドウッドフェスティバル」で、フォルクスワーゲンの「I.D. R」が20年振りにコースレコードを更新した。


これは今までのコースレコードである1999年のニック・ハイドフェルドが操るMP4-13が記録した「41.6秒」との比較映像。
年代こそ違うが、条件が整えばF1マシンに匹敵するパフォーマンスであることを証明した。
このレコード更新で、20年間破られなかったグッドウッドのコースレコードがついに変わった。
「I.D. R」は約670馬力と、F1マシンと比較して大人しいが、パワーの出方や全体の安定感などで大幅にタイムを縮めた。
(近年のF1マシンは安全上の問題から、タイムアタックは行っていない。 タイムアタックを行う旧型のF1も一定年代以降の車体はウェットタイヤ等を装着している。)

更に壁を突破

そして「I.D. R」はこのレコード更新の翌日の走行でも更に記録を更新。
前日に記録した自身のレコードを大幅に上回ってみせた。

なんと40秒を切り、39秒台に突入した。
これには観客や実況も驚き、多くの拍手が送られた。
グッドウッドは4日間の日程で、最終日にメインのタイムアタックイベントが行われている。
残念ながら今年は雨となってしまい、雨が上がった後に路面状況は多少回復していたが記録更新とはならかった。
それでも42秒台で走り、圧倒的な速さで勝利を収めた。
フォルクスワーゲンにとって、今回の記録更新は自社の電気自動車の大きな宣伝となったことだろう。

この「I.D. R」のレコード更新で、来年以降に更なる記録更新を目指して挑戦するメーカー或いはチームが現れるか楽しみなところだ。

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