エクストリームE スペシャルラウンドを開催予定
エクストリームEは10月に「ファイナルラップ」を開催予定であり、これを最後に水素時代への完全移行を発表した。
電動オフロードレース「エクストリームE」は、10月4日・5日にシリーズ最後の大会「ファイナルラップ」を開催すると発表した。
2021年の開幕以来、持続可能性と環境意識を前面に打ち出し、モータースポーツの新たな可能性を切り拓いてきた同シリーズが、いよいよ幕を下ろす。
シリーズはこれまでに、世界中の極地でレースイベントを行ってきており、独自のプラットフォームによってモータースポーツ界の新たな可能性を見せた。
そして、ラリードライバーをはじめとしたトップクラスのレーシングドライバーが繰り広げるオフロードレースは多くのファンを獲得した。
エクストリームEは、世界各地の過酷な自然環境を舞台に電気SUVを走らせることで、気候変動の影響を訴えるとともに、先進技術や持続可能な取り組みを推進してきた。
サウジアラビアはシリーズ初戦「デザートX-Prix」を開催した国であり、サウジ・モータースポーツ・カンパニー（SMC）を通じて、スポーツ省やサウジ自動車・オートバイ連盟の後援のもと、5シーズンにわたりこの活動を支えてきた。
今回の”ファイナルラップ”は、シリーズの歩みを振り返る場であると同時に、次なる挑戦「エクストリームH」への布石ともなる。
世界初の水素燃料を用いたオフロード選手権として、エクストリームHは持続可能な未来に向けたモータースポーツの新境地を切り拓く存在となる。
サウジアラビアはこの新シリーズにおいても中心的役割を果たすことを掲げており、革新的で世界最高水準のモータースポーツを通じ、持続可能な未来をリードしていく姿勢を明確にした。
”スポーツをイノベーション、啓発、行動のためのプラットフォームにする”というビジョンは、エクストリームEからエクストリームHへと受け継がれる。
クルマの駆動方式やエネルギー源は変化しても、“目的を持ったレース”という理念は変わらない。
なお、イベントの詳細なスケジュールや参戦チーム、ドライバーなどの情報は、今後数週間以内に発表される予定だ。
出典：https://www.fiaextremeh.com/news/1375_Extreme-E-To-Return-for-Celebratory-Final-Lap
