フォーミュラE サンパウロ マヒンドラが復調の兆し

フォーミュラE サンパウロ マヒンドラが復調の兆し

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マヒンドラレーシングは、FIAフォーミュラE世界選手権の開幕戦で、同チームにおける過去最高の成績を収めた。

2024/25年シーズンの開幕戦であるサンパウロで、マヒンドラは見事なダブルポイントフィニッシュを果たした。
フォーミュラEに長年参戦を続ける英国系インドチームであるマヒンドラは、プレシーズンテストでの期待に応える走りをした。
ドライバーの一人であるエドアルド・モルタラは、最初の予選セッションでデュエルに参加し、最終的に7番グリッドを獲得した。
予選はガレージの反対側にいたニック・デ・フリースにとっては厳しいセッションとなったが、両ドライバーはレースで素晴らしいパフォーマンスを披露し、集団の中で順位を上げてフィニッシュした。

レースリザルトではモルタラが5位、デ・フリースが7位を獲得したことで合計14ポジションアップを果たした。
モルタラとデ・フリースはスタートを乗り切ると、その後は静かに集団に溶け込み、エネルギーとアタックモードの両方を管理しながら、着実に順位を上げていった。
レースは終盤に2度の中断を挟み、残り4周となった再スタート時にはモルタラが5位、デ・フリースが7位につけていた。
その結果、マヒンドラは開幕戦としては過去最高のポイントを獲得してブラジルを後にし、チーム世界選手権では4位につけている。
チームをトップ5フィニッシュへと導いたモルタラは、次のように語った。

「ブラジルのレースでは2台ともポイント圏内に入ることができました。個人的には、あのような混乱したレースで5位を獲得できたことに満足しています。トラブルに巻き込まれることもなく、ペースも良かったです。このレースを完走することは重要だったと思います。新車であるこのパッケージからはまだ多くのものが出てくるはずですし、完走することでそれを改善し続けるために何をすべきかを理解できると思います。この最初のレースを終えて、12ヵ月前と比べると、みんな前向きで楽観的な気持ちになっています」S0G_4606_EKjOPt9J_20241206092929

ライバルのペナルティもあり、チームメイトに次ぐ6位でフィニッシュしたデ・フリースは次のようにコメントした。

「私は幸運なことに、予選で失った順位をレースでうまく挽回することができましたし、クリーンな状態をキープして混乱から逃れることができました。コース上でのバトルでは間違いなく競争力が上がりましたが、これからのレースで学ぶべきこともまだたくさんあります。全体的には良いスタートでした」

マヒンドラレーシングのCEO兼チーム代表のフレッド・バートランドは好スタートを評価し次のように語った。

「エドとニックは素晴らしいレースをしました。彼らは混乱した場面でも冷静に対処し、良いペースを見せました。エネルギーをうまくコントロールして、ダブルポイント獲得のチャンスを与えてくれました。チーム全員を誇りに思いますが、次戦に向けて集中力を維持し、謙虚さを忘れず、メキシコ・シティを見据えて自分たちが成し遂げたステップを確認することが重要です」

出典:https://fiaformulae.com/en/news/515528

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