フォーミュラE 上海 サーキットレイアウトが公開
2024シーズンの第11-12戦として、4シーズンぶりにフォーミュラEが開催される上海E-Prixのコースレイアウトが公開された。
フォーミュラEの初開催国である中国はパンデミックの影響で数シーズンの間、開催を中止してカレンダーから外されていた。
そして2024シーズンは、久々のフォーミュラE復帰となり、5月25日と26日にダブルヘッダーで2レースが開催される予定となっている。
過去の開催時は市街地コースを使用していたが、今回は上海にある常設サーキットを使用することとなった。
使用されるコースは、ヘルマン・ティルケによって設計された上海インターナショナル・サーキットだ。
2004年にF1中国GPのためにオープンし、数年間に渡ってF1レースを開催した。
そして2024年に、上海インターナショナル・サーキットとしては初めての電動レースが開催されることになった。
初開催となる上海E-Prixでは、グランプリコースの内側を使用するショートレイアウトが使用される。
全長は3.05kmと平均的な長さながら、コーナー数は12箇所と少なく、コース幅も常設サーキットらしく広い。
アメリカのポートランドと近いレース展開が予測され、純粋な速さよりもエネルギーマネジメントで勝敗が分かれる可能性が高い。
オーバーテイクも多くなり、終盤にかけて争いが増えていくだろう。
ホームストレートはグランプリコースと同様となり、フォーミュラEとしては非常に長い。
ターン1から続くロングコーナーは徐々にタイトになっていく特徴的な形状であり、上海を代表するエリアだ。
ターン8まではグランプリコースと同じレイアウトを使用し、ターン9で直線的にショートカットルートへ入る。
ターン10-11はシケインとなり、グランプリコースのピットロードを通過してターン12でホームストレートに合流する。