フォーミュラE ベルリンE-Prixの新レイアウトが公開

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間もなくシーズン10を迎えるFIAフォーミュラE世界選手権は、カレンダーでお馴染みとなったベルリンE-Prixのコースレイアウトを新しくすることを発表した。

ベルリンのテンペルホーフ空港を使用したレイアウトはフォーミュラEで何度も使用されており、シーズン2で首都のストリートサーキットで開催した時を除き、ベルリンE-Prixとして17回の開催実績を持つ。
これまでに様々なレイアウトでレースが行われており、シーズン6終盤にはパンデミックの影響で、9日間にわたって6レースが開催されたこともある。
2023年に使用された最新レイアウトは2.355kmの短いコースながら、2日間のレースで362オーバーテイクという驚異的な数字を記録した。
そして2024年の5月11日と12日の2日間での開催が予定されているベルリンE-Prixは、更に改良された2.585kmのレイアウトでレースを行う。
この変更は、テンペルホーフ空港での開発作業の結果であり、フォーミュラEのコースデザイナーがサーキットに新たなレイアウトを生み出すチャンスをつかんだものだ。berlin-circuit-map-season-10

テンペルホーフ空港は摩耗しやすい路面のため、ドライバーにとってはすでにチャレンジングなサーキットである。
しかし、この改良されたレイアウトは、ドライバーたちがより多くの技術的要素、より速いレース、そしてエネルギー管理をより綿密にこなさなければならないことを意味する。
FIAのフォーミュラEスポーツ部門責任者であるパブロ・マルティーノは、次のように述べた。

「新しいベルリン・テンペルホーフ・サーキットのレイアウトは、旧サーキットの雰囲気を残しつつも、ドライバーとチームに新たなチャレンジをもたらしている。高速、中速、低速コーナーの組み合わせは、さまざまなセットアップの選択肢を生み、ラップの異なる部分でドライバーにアドバンテージをもたらすでしょう」

フォーミュラEのスポーツディレクターであるクラウディア・デニもコメントした。

「フォーミュラEの歴史において、ベルリンの象徴的な場所であるテンペルホーフ空港は、常に私たちのチャンピオンシップにとって偉大で確固たる財産でした。シーズン10の新しいレイアウトはこれまでより速く、よりテクニカルなコースで、Gen3の高いトップスピードを発揮できると期待しています。これまでよりもスリリングなレースを行うのに適した条件を作り出すでしょう。また、フォーミュラEはこれまでと同様、スポーツイベントの準備と開催において、DMSBとプロスポーツクラブADACのサポートを受けます」

出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/485476/berlin-track-layout-gets-a-fresh-revamp-for-season-10

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