フォーミュラE ディ・グラッシがマヒンドラから離脱
マヒンドラ・レーシングは、ルーカス・ディ・グラッシが2024年シーズンのFIAフォーミュラE世界選手権を前にチームを離れると発表した。
マヒンドラ・レーシングはGEN1時代の初戦からフォーミュラEに参戦し続けているチームの一つであり、ディ・グラッシもフォーミュラE初戦から参戦し、115戦に出場した記録を持つ。
ブラジル人ドライバーであるディ・グラッシは輝かしい成績を残しており、フォーミュラEでは記念すべき初戦を優勝し、シーズン3のチャンピオンも獲得している。
また、セバスチャン・ブエミと並ぶフォーミュラEの歴代最多優勝記録(13勝)も持っているベテランドライバーだ。
フォーミュラEにおける勝率も歴代総合3位につけている実力者だが、チームとのビジョンが一致しなくなったことを明かし、チームを離脱する声明を発表した。
Obrigado, Lucas 🙏🏻
Mahindra Racing and Lucas Di Grassi have mutually agreed to part ways ahead of Season 10.
We would like to thank Lucas and wish him all the best for the future. pic.twitter.com/2DgARwZe4i
— Mahindra Racing (@MahindraRacing) September 26, 2023
「この決断は最終的に私たち双方に利益をもたらすものです。マヒンドラ・レーシングに明るい未来が訪れることを祈っています」
マヒンドラ・レーシングのCEOであるフレッド・バートランドは次のようにコメントした。
「マヒンドラ・レーシングの皆を代表して、ルーカスのこの1年間のチームへの貢献に心から感謝したい。ルーカスはGEN3時代に先駆けて我々に加わって以来、貴重かつ不可欠な役割を果たしてきた。彼は今後もマヒンドラ・レーシング・ファミリーの一員として皆の記憶に残り続けるだろう」
GEN2最終シーズンでランキング5位を獲得していたディ・グラッシは、GEN3時代に向けてマヒンドラに移籍した。
開幕戦のメキシコ・シティではポールポジションを獲得し、決勝でも3位表彰台に登り好調なスタートを切ったが、その後はわずか2回のポイントフィニッシュのみと苦戦した。
チームメイトのオリバー・ローランドがシーズン途中で離脱し、ロベルト・メルヒが後任となったため、チームメイトの成績を上回ってシーズンを終えたが、開幕戦以降に競争力を見せることができずにいたマヒンドラ・レーシングはチーム選手権10位で終えた。
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/478938/lucas-di-grassi-and-mahindra-racing-part-ways