フォーミュラE 2023 第5戦 ケープタウン E-PRIX 情報
初開催の地
フォーミュラE初開催となる南アフリカのケープタウンは、ハイデラバードに続き初開催のイベントとなる。
ケープタウンは南アフリカの南西に位置する都市であり、アフリカ大陸の中では珍しいグローバル都市である。
市内人口は45万人、都市圏人口約400万人となっている。
これまでもアフリカ大陸でのフォーミュラE開催はモロッコ等で行われていたが、ヨーロッパから遠く離れたアフリカ最南端でのイベント開催は興味深いものとなるだろう。
南半球に位置しているため、イベントが開催される2月は夏季となる。
2月の平均最高気温は26℃となり、ハイデラバードと比較すると過ごしやすい気候になる。
平均最低気温も15℃であるため、こちらも問題が起きるような気温ではない。
また、この時期は降水量もかなり少なく、雨の可能性は低いだろう。
ただし、海に面したエリアであるため湿度は高く、70%程度となる。
コース情報
全長:2.921 km
ターン:13
概要
初開催となるケープタウンは、全てのドライバーが初めて走行を経験するため、これまでの経験やデータを元に進めることができない。
プラクティスセッションでどれだけ多くのデータが取れるかが重要となる。
コースは2.9kmと比較的長めに設定されているが、最も注目すべきなのはストレートと高速コーナーが多く直角コーナーが少ないことだ。
フォーミュラEが開催されるコースは基本的に市街地となり、直角コーナーやヘアピンが多様される低速コースが多い。
それに対してケープタウンのレイアウトはシケインこそ設けられているものの、非常に高速なコースとなる。
ヘビーブレーキングによるオーバーテイクが容易になり、Gen3の加速性能も発揮されやすくなる。
従来のコースとは異なり、高速時のマシンバランスを必要とするため、チームの細かいセッティングが必要となるだろう。
ターン
スタート/フィニッシュラインはターン13とターン1の間の短いストレートに設置された。
ターン1は直角コーナーとなっており、スタート後の勝負を仕掛けやすいコーナーだ。
アプローチは少し曲がりながら行うことになるため、ラインの変更を容易にしている。
ターン2は緩い左コーナーとなり、高速で抜けていくことになるだろう。
ターン4-5-6はシケインになり、ここもオーバーテイクを仕掛けることができるコーナーだ。
短いストレートの後、ターン7の直角コーナーを曲がると裏ストレートに入る。
ストレート後のターン8-9-10は徐々に減速している連続コーナーとなり、マシンのバランスが問われる。
ターン10は低速となるが、オーバーテイクは高難度となるだろう。
短い直線の後、ターン11の直角コーナーを抜けるとストレートに入る。
最後に来るのはターン12-13の高速S字だ。
S字を抜けるとホームストレートに入り1周となる。
フィニッシュラインは高速エリア後に設置されているため、ファイナルラップの最後に直線勝負を仕掛ける場面が見れるかもしれない。
2月24日(金)
23:55 - 24:45 プラクティス1
2月25日(土)
16:05 - 16:55 プラクティス3 18:40 - 19:55 予選 23:03 - 24:30 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/
出典:https://www.fiaformulae.com/en/races/2022-23/r5-cape-town?tab=schedule