フォーミュラE 2023 第2・3戦 ディルイーヤ E-PRIX 情報
フォーミュラE 2023シーズンの第2・3戦であるサウジアラビア/ディルイーヤでのレースが間もなく開催される。
2レース行われるダブルヘッダー
フォーミュラEの開幕戦として定番となっていたサウジアラビアでのレースは、今年は第2・3戦として開催される。
サウジアラビアの首都であるリヤド郊外に位置する都市なため人口が多く、同時に観光客も多い。
ディルイーヤ旧市街の遺跡は世界文化遺産にも登録されるほど価値がある場所であり、この遺跡を見にくる観光客が多い。
平均気温は20℃~7℃となっており、朝や少し冷えるものの全体的にはマシンやドライバーにとって過ごしやすい気候だ。
降水日数は6日程度と少なく、雨の可能性は低いが、現地ではやや多い降水日数となる。
開幕戦のメキシコシティでは、常設サーキットを使用したコースでのレースだったため、路面の舗装の良さやランオフエリアがあることでGen3マシンが比較的楽に走行できた。
しかし、ディルイーヤは完全な市街地コースとなっており狭い連続コーナー区間もあるため、Gen3マシンがどれだけのスピードで走るか注目される。
ディルイーヤはナイトレースでの開催となり、今回も2日連続でレースを行うダブルヘッダーとなっており、ドライバーとチームは忙しいレースウィークを過ごす。
コース情報
全長:2.49 km
ターン:21
概要
ディルイーヤ旧市街の遺跡は数百年の歴史があり、独特な建造物が多く並ぶ。
フォーミュラEが行われるコース部分に目を向けると、砂や埃の影響でトリッキーな路面となっている。
今年も低いグリップレベルでレースがスタートする予想となっており、序盤のペースがレースの勝敗を分けることになるだろう。
直線区間の次のコーナーはヘビーブレーキングとなっているセクションがあることで順位変動が起こりやすい。
逆に、裏の連続コーナーセクションでは道幅も狭く、バトルをすることは非常に困難となる。
ナイトレースとして開催される影響で路面温度が低くなることも予想される。
タイヤへの熱入れや低グリップでのマシンセッティングが重要となる。
ナイター設備にはLEDを使用し、エネルギー消費量を従来の50%になることに抑え、その電力は持続可能な低炭素認証の水素添加植物油によって提供される。
ターン
スタートラインはターン18前の最も長いストレート上に位置している。
スタート後、最初に飛び込むターン18-19はシケインとなり、レース中でも最もオーバーテイクがしやすい場所だ。
そのため、1周目に勝負を仕掛けやすく、同時に非常にスリリングなエリアとなる。
ターン20を加速しながら通過すると直角のターン21に入る。
ここもオーバーテイクが可能なコーナーだが、際どいシーンが過去にもあり、通常はオーバーテイクを狙うドライバーは少ないだろう。
ターン21を抜けるとストレートに入り、ここにフィニッシュラインがある。
ターン1から始まる連続コーナーは、世界中のサーキットと比較しても非常に特徴的だ。
低速と中速が絶え間なく続き、加減速を上手くコントロールする必要がある連続コーナーはターン14まで続く。
ターン1で並んでいなければオーバーテイクは難しく、仕掛けた場合はタイムロスが大きくなる傾向がある。
ターン5からは左右の切り返し時の応答性が重要となり、特に予選ではウォールに限界まで近づく必要がある。
ターン14の低速コーナーを抜けると速度が上がる。
ターン16-17のロングコーナーを抜けるとスタートラインのあるストレートに戻ってくる。
1月26日(木)
23:55 - 24:40 プラクティス1
1月27日(金)
19:25 - 20:15 プラクティス2 21:40 - 22:55 予選 26:00(土曜 02:00) - 27:30(土曜 03:30) 決勝
1月28日(土)
19:25 - 20:15 プラクティス3 21:40 - 22:55 予選 26:00(日曜 02:00) - 27:30(日曜 03:30) 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/