NIO333 Gen3マシンカラーを公開
NIO 333は、2023年から始まるフォーミュラEのGen3車両であるNIO 333 ER9 Gen3がプライベートテストおよび公式テストで走行する際の外観を公開した。
ER9のカラーリングはチームの伝統的なブルーを基調に、2022シーズンのモンテカルロで発表されたGen3フォーミュラEマシンの新デザインを補完するアクセントを加えている。
NIO 333のチーフテクニカルオフィサーのダンカン・レイコックは次のように述べた。
「Gen3世代のマシンはパフォーマンスが大幅に向上し、フォーミュラEが電動レースの頂点に立つチャンピオンシップであることを維持しています。Gen2比で60kgの軽量化と、100kWものパワー増加によって350kWへパワーアップし、さらなる進化を遂げました」
「代わりにブレーキ・バイ・ワイヤがフロントを作動させるようになります。これは、我々が過去12カ月間に強化してきた制御システムに関して、新たな機会をもたらすものです。また、タイヤサプライヤーもハンコックに変わり、新時代の到来を感じさせます。新タイヤの性能とレースでの安定性をいかに引き出すかは、テストの初期段階において重要なポイントになるでしょう。チャレンジャーであるNIO 333 ER9は来シーズンの参戦に向け、集中的なテストと開発を行う予定です」
チーム代表のアレックス・ホイは次の様に述べた。
「シーズン6でチームを引き継ぎ、新しいパワートレインと新しいソフトウェアを開発した後、我々はパフォーマンスを向上させ、すべての分野で成長を続けるために努力しています。私たちはシーズン9に照準を合わせ、Gen3の発表後すぐにGen3を準備し、新しいチームメンバーを集めるために多くのリソースを投入し始めました。シーズン7の終わりから今年の初めにかけて、何人かの優秀な人材が入社し、優れた技術力と開発力を持つチームを作り上げてくれたことを嬉しく思っています。チームの強化は始まりに過ぎず、他と比較して限られたリソースで運営していますが、追いつくために戦っていることを示していくつもりです」
最高業務責任者兼副チーム代表のラッセル・オヘイガンもコメントした。
「シーズン9に照準を合わせていたので、Gen3の発表後すぐに、Gen3を迎え、新しいチームメンバーを獲得するために多くのリソースを投入し始めたんだ。シーズン7の終わりから今年の初めにかけて、何人かの優秀な人材が入社し、優れた技術力と開発力を持つチームを作り上げてくれたことを嬉しく思っています。しかし、チームの強化は始まりに過ぎず、他と比較して限られたリソースで運営していますが、追いつくために戦っていることを示し、今後もそうしていくつもりです。これから多くのハードワークが待ち受けていますが、私はチームとパートナーを信頼しており、目標を達成することができると信じています。NIO 333 ER9の実力を見るのが楽しみです」
最高経営責任者のヴィンセント・ワンも以下の様に述べた。
「私たちはフォーミュラEの発足時からファミリーであり、Gen3の時代に立ち会えるだけでなく、モータースポーツと自動車産業にとって大きな節目を迎える時期に参加できることを大変誇りに思っています」
「過去2年間、チームが直面した物流上の困難にもかかわらず、我々はGen3登場に向けて多くの作業を行った。そして今、Gen3への準備が整ったことをうれしく思います。英国シルバーストーン本社でNIO 333 ER9の準備に全力を注ぎます」
