フォーミュラE 2022 第4・5戦 ローマ E-PRIX 情報

フォーミュラE 2022 第4・5戦 ローマ E-PRIX 情報

LINEで送る
Pocket

フォーミュラEはヨーロッパに舞台を移し、イタリア/ローマにやってくる。

21 04 08t

歴史ある都市

フォーミュラEはヨーロッパに舞台を移し、第4・5戦の舞台はイタリアの首都であるローマだ。
ローマの人口はイタリアの都市内で最も多く、観光都市としても多くの人々が行き交う。
古代ローマ文明は、現代の言語や芸術、文学や建築の基礎を生み出したとされており、多くの共和国にインスピレーションを与えてきた。
数千年の時を経て、イタリアの首都”ローマ”は、古いものと新しいものが混在する賑やかな国際都市に成長し、約300万人の人々が暮らしている。
ローマは2018年にフォーミュラEが訪れるまで、ストリートレース文化がなかったが、フォーミュラE開催によって新たな文化が根付き始めた。

シーズン4から行われたローマe-prixは、サム・バードが初代勝者となり、翌年はミッチ・エバンスが優勝している。
また、昨年はダブルヘッダーでベルニュとバンドーンが勝利を収めている。
バード、エバンス、バンドーンの3名は優勝以外にも表彰台に乗っており、ローマでの好成績が期待される。
そして、イタリア人ドライバーとしてホームレースに挑むアントニオ・ジョヴィナッツィも注目されている。
今シーズンから参戦を開始したジョヴィナッツィはドラゴン/ペンスキーからの参戦となり、初のポイント獲得を目指す。
現在はイタリア人ドライバーはジョヴィナッツィのみであり、地元のファンの期待を一身に背負う。
チャンピオンシップはベンチュリーのモルタラがリードしており、5ポイント差でチャンピオンのデ・フリースが追う状況だ。
その後ろはメキシコE-Prixで圧倒的な強さを見せたポルシェの二人が続く。
4月の開催ということもあり、気候は過ごしやすくマシン/チームへの負担は少ないと思われる。
昨年はウェットコンディションの予選もあり、今年も同時期での開催となるため雨の可能性もある。


コース情報

22 04 07
全長:3.385km
ターン:19
レコードタイム:1:38.484

概要

2022シーズン初のヨーロッパラウンドとなる今回のローマE-Prixはダブルヘッダーで行われる。
ダブルヘッダーは土曜日と日曜日に続けてレースを行うため、チームは忙しい週末を過ごすこととなる。
コース全長は比較的長い3.3kmを超えており、周回数の読み間違いによってペース配分が大きく異なってくる。
コースは1920年代の旧トレ・フォンタネ・サーキットの一部を使用しており、スタートラインはトレ・フォンタネ通りにある。
コース自体は昨年から変更はなく、昨シーズンに速さを見せたチーム/ドライバーが高い競争力を発揮することが予測される。
今シーズンも競争力が高いメルセデスを筆頭に、熱い戦いが展開されるだろう。

ターン

スタート/フィニッシュエリアが大きく異なり、ターン4がスタート後の最初のコーナーとなっており、オーバーテイクポイントでもある。
ターン4から立ち上がったらターン5/6のゆるいコーナーを高速で曲がり、旧ホームストレートに入る。
ターン7はヘビーブレーキングなため、ここもオーバーテイクポイントとして機能する。
その後の連続直角コーナーは市街地コースらしいレイアウトだ。
ターン7で並べない限りは大人しく後ろについていくことになるだろう。
ターン12/13はタイトなシケインとなっており非常にリスキーだ。
ターン14は右の直角コーナーで、道幅が少し広がる。
ターン15はサーキットコースの様な曲線のヘアピンであり、ローマを象徴するようなコーナーだ。
その後は再度4連直角コーナーへと入っていき、そこを抜けるとフィニッシュラインを通過する。
フィニッシュライン後にターン1があり、ターン2も緩めのコーナーのため、ターン3でインサイドに飛び込むオーバーテイクが狙いやすいだろう。
ターン3までは下りとなり、ブレーキ時間が長くロックアップに注意が必要だ。
橋の下を通るとスタートラインに戻ってくる。default

4月9日(土)

14:15 - 14:45 プラクティス1
16:00 - 16:30 プラクティス2
17:40 - 18:55 予選
22:00 - 23:00 決勝1

4月10日(日)

15:30 - 16:00 プラクティス3
17:40 - 18:55 予選
22:00 - 23:00 決勝2
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
LINEで送る
Pocket