フォーミュラE 2022 モナコE-PRIXのコースレイアウトが変更

フォーミュラE 2022 モナコE-PRIXのコースレイアウトが変更

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フォーミュラEは、2022年FIAフォーミュラE世界選手権第6戦モナコE-Prixのコースレイアウトを公開した。
昨年使用されたサーキットレイアウトに代わり、ヌーベルシケインが改良された新レイアウトとなる。

コーナーは全部で19カ所、全長は3.337kmのコースレイアウトとなり、モナコ市街地コースを象徴するサント・デヴォートの丘やカジノ広場、グランドホテル・ヘアピン等を走る。
フォーミュラEはしばらくの間、フォーミュラE用に設定された特設コースでE-Prixを開催してきていたが、昨年はF1が開催されているフルコースに非常に近いレイアウトでの開催に変更となっている。
テチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、昨シーズンのハイライトとも言えるエキサイティングなレースをモナコで披露しており、トンネル出口での大胆なオーバーテイクを決めて優勝を果たした。
また、昨年のレースでは、上位6名だけでも28回のオーバーテイクが行われた。
昨年のコースには、ターン11にフォーミュラE用の特設シケインが組み込まれていたが、今年から特設シケインは姿を消し、伝統的なモナコ市街地コースに移行する。
F1と同一となるレイアウト変更は、フォーミュラEが年々進歩し続けていることを示している。

フォーミュラEのスポーティングディレクターであるフレデリック・エスピノスは次の様に語った。

「2021年のモナコE-Prixは、前例のない数のオーバーテイクを記録しました。そして劇的なファイナルラップのバトルを含め、フォーミュラE史上最も素晴らしいレースのひとつであることに変わりはありません」

「このシリーズのドライバーはストリートサーキットでの走行に慣れているため、本来のモナコ市街地コースへのレイアウト変更は好意的に受け止められるでしょう。ドライバーなら誰でも知っている世界で最も象徴的なサーキットの一つですから、フォーミュラEのユニークなスタイルを紹介するのに適しています。2022年のレースとドラマが待ち遠しいです」

フォーミュラEイベント運営責任者であるハビエル・マフィオリは次の様に語った。

「昨年、モナコのコースレイアウトを変更し、フルコースに限りなく近いものを使ってイベントが成功したことは、フォーミュラEにとって大きな前進となりました。今年はフォーミュラE用に施されたマイナーチェンジ(特設シケイン)を取り除き、歴史的なレイアウトでドライバーとマシンのパフォーマンスを見ることができるようにしたのです。これはフォーミュラEにとって大きな成果であり、モナコの街でまたエキサイティングなレースができることを楽しみにしています」

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