フォーミュラE 第3戦 メキシコシティ テチータの復調
テチータはメキシコシティでジャン-エリック・ベルニュが3位に入り、チームにとってシーズン8最初の表彰台を手にした。
メキシコシティはポルシェが完璧にレースを支配したが、テチータはそれに続く最高の形でレースを終えた。
3位と4位を獲得したテチータの2台は多くのポイントを獲得して、シーズン8の競争力を見せつけた。
チームからの戦略的な指示により、ベルニュはレース序盤に順位を落としたが、終盤の残り周回数で一気に挽回した。
ベルニュは今回の3位表彰台獲得で、第1戦8位、第2戦6位から続く連続入賞を果たしたことに満足していると語った。
「面白いレースでした。途中で2位まで上がった時はモルタラよりもペースが良いと感じていました。優勝に向けて好感触を抱いていたけれど、チームから戦略を変更するように言われて突然ポジションを大きく落としてしまった。勝てなかったのは少し残念だけど、今回のポルシェは素晴らしいレースをしたと思います」
「表彰台獲得は嬉しいです。僕にとっては厳しい週末でしたが、メキシコでは2番目に良いチーム結果だったと思います。初戦のディルイーヤを大きく上回ることができて満足です。チャンピオンシップを獲得するためには、毎戦得点を重ねる必要があるので、今後もプッシュし続けます」
テチータのダ・コスタもコメントした。
「戦略が2つに分かれたレースでした。多くのドライバーがハイスピードで走り、最後にペースを落とさなければならなくなった。最初から正しい計画を立てていたのはポルシェだけでした。彼らは1周長くてもペースを維持することができ、レースで非常に強いことを示した。レースが1周長くなることに気づいたとき、全員が再び混乱し、その中でチームとして3位と4位を獲得することができたのは良かったです。僕は常にミラーを見ながら走らなければいけない程、多くのバトルをし、何回オーバーテイクしたかわからないくらいにアクションも多かったです」
「メキシコでは多くのポイントを取ろうと考えていて、それが実現できて安心しました。そして次戦までの1ヵ月半の休みは、僕らに自信を与えてくれるでしょう。気分よく作業を続けられるような雰囲気にしてくれた。全体的には計画通りに進んだので、とても満足しています」