エクストリームE 2022シーズンのスコットランドレースへイギリスが投資
エクストリームEは、イギリス政府によるスコットランドでのレースへの投資を歓迎した。
イギリス政府が2022年にアウター・ヘブリディーズ諸島で開催予定のエクストリームEレースに約100万ポンドを投資する意向であることを発表した。
エクストリームEは、FIA公認のオフロードレースシリーズであり、電動SUVマシンを使用して世界の極地でレースを行い、様々な生態系が直面する気候変動の問題を発信している。
F1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、ジェンソン・バトンがそれぞれのチームを所有しており、エクストリームEの全チームに男女のドライバーの参加を義務付け、男女平等を目指している。
エクストリームEの創設者兼CEOのアレハンドロ・アガグはイギリスの支援に対して次のように述べた。
「私たちはこの投資に興奮しており、2022年にスコットランドでレースを開催する予定です。アウター・ヘブリディーズはCOP26が開催されるスコットランドの主要都市であるグラスゴーから離れた場所にある”極地”であり、エクストリームEにとって適切な場所です」
「私たちはイギリス政府、スコットランド評議会、その他の主要な団体と協力して、スコットランドでのイベント開催に向けた議論を続けていきたいと思います」
スコットランド評議会のリーダーであるロディ・マッケイ氏は、次のように述べた。
「リシ・スナク首相の発表は、アウター・ヘブリディーズ諸島の気候変動に対する野心を明確に支持するものです。低炭素地域としての地位を確立しようとしている私たちのコミュニティにとって、これは非常に良いニュースです」
「グラスゴーで開催されるCOP26では、世界の脱炭素化計画が決定されます。ゼロカーボンレースシリーズであるエクストリームEのスコットランドラウンドの開催地として、アウターヘブリディーズ諸島は、気候の面で再び大きな力を発揮することになるでしょう。異常気象や海面上昇など、気候変動の影響を最も受けやすい大西洋岸の島々が、このレースの開催地に選ばれたことは、ふさわしいことだと思います。」
「また、エクストリームEの理念は、島の社会と経済の急速な脱炭素化を目指す私たちの願いに合致します。 私たちは、エクストリームE、環境機関、レース開催地のコミュニティと密接に協力して、コミュニティと地球にプラスの影響を与え、このイベントのレガシー効果が他の島のコミュニティにも広がるようにしていきます」