マキシミリアン・ギュンターが日産に加入

マキシミリアン・ギュンターが日産に加入

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フォーミュラEに参戦している日産は、フォーミュラE世界選手権の2021/2022年に行われるシーズン8からマキシミリアン・ギュンターと新規契約を結んだことを発表した。
これによりギュンターは、元チャンピオンとして活躍してきたセバスチャン・ブエミのチームメイトとなる。

ギュンターはBMW iアンドレッティ・モータースポーツに2年間在籍し、シーズン6のサンティアゴE-PrixではフォーミュラE史上最年少優勝を果たしている注目株だ。
今回の日産移籍はオリバー・ローランドと変わる形で行われ、日産としてはフォーミュラE初のドライバー交代となる。
日産への移籍となったギュンターはインタビューに答えた。

「日産ファミリーの一員になれたことをとても誇りに思います。チームはフォーミュラE選手権で大きな野望を抱いており、私はこのプロジェクトの成功に貢献したいと思い、モチベーションは非常に高いです。世界最大級の自動車メーカーの一員として参戦することは名誉なことであり、私のキャリアにとって大きなステップとなります。このエキサイティングな旅を楽しみにしています」

日産はギュンターの加入を来シーズンだけでなく、次世代のGen3や更にその先を見据えたプログラムの後押しと考えている。

日産グローバル・モータースポーツ・ディレクターのトマソ・ボルペは以下のように語った。

「マキシミリアンがチームにもたらす情熱と意欲に期待しています。この若きドライバーはフォーミュラEのデビューシーズンに優勝を飾り、シリーズ史上最年少のウィナーとなりました」

日産の共同チーム代表であるグレゴリー・ドリオもコメントした。

「マキシミリアンが我々のチームに加わることは、我々のエキサイティングなフォーミュラEの物語に新たな章を加えることになります。彼のスピードと決断力はチームを前進させるための貴重な資産となるでしょう」

日産の最高執行責任者であるアシュワニ・グプタ氏もギュンター加入にコメントした。

「マキシミリアンを日産のグローバル・モータースポーツ・ファミリーに迎え入れることができ、大変嬉しく思います。彼はフォーミュラEで3度の優勝を経験しており、若くして豊富な経験を持っています。世界のモータースポーツシリーズの中でも最も才能豊かなグリッドの一つであるこの場所にすぐに馴染み、成功してくれると確信しています」
「フォーミュラEへの長期的なコミットメントは、当社のゼロエミッションEV技術のエキサイティングなパフォーマンスを実証するための強力なプラットフォームとなります。また、レースに参加することでサーキットから一般道への技術移転やエンジニアリングのコラボレーションを通じて、お客様により良いクルマを提供することができます」

日産はカーボンニュートラルへの挑戦を続けており、ゼロエミッションの電気自動車の楽しさを世界に発信するためにフォーミュラEに参戦している。
日産は2050年までに事業活動と製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを達成するという目標の一環として、2030年代初頭までに主要市場で販売する日産の新型車をすべて電動化する予定だ。

レギュラードライバーにギュンターが加入した日産は、引き続きテスト兼リザーブドライバーを務める日本人ドライバーの高星光紀と、チームのシミュレーター・ドライバーである元日産GTアカデミーウィナーのヤン・マーデンボローが日産に残ることを発表した。

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