エクストリームE JSPORTSが放映を開始
J SPORTSが運営するチャンネル「J SPORTS 1」、「J SPORTS 2」、「J SPORTS 3」、「J SPORTS 4」にて、電気自動車レース「エクストリームE」の放映が行われることが決まった。
全5戦が放送されることとなり、J SPORTSのデジタルプラットフォーム「J SPORTSオンデマンド」では、開幕戦のストリーミングとハイライトを楽しむことができる。
ジェンソン・バトン、セバスチャン・ローブ、ヨハン・クリストファーソン、カルロス・サインツなど、モータースポーツ界のスター選手たちがモータースポーツの新しい歴史を刻む姿を見ることができた第一戦では、初開催ながらイベントは完璧に結実した。
エクストリームEのチーフ・マーケティング・オフィサーであるアリ・ラッセルは次のように述べた。
「J SPORTSとの放送契約により、エクストリームEは日本の多くの視聴者に向けてシリーズを提供することができます。J SPORTSは、我々の姉妹選手権であるフォーミュラEをはじめとするメジャースポーツの報道で知られています。先週末にサウジアラビアで行われたエクストリームEの開幕戦は、日本の視聴者だけでなく世界中の視聴者をも魅了したと確信しています。会場に観客がいないスポーツとして、私たちのシリーズをできるだけ多くの方に見ていただくことは非常に重要であり、そのためにはスクリーンを通して見てもらうしかありません。私たちは次の4つのX PrixをJ SPORTSの視聴者にお届けすることを楽しみにしています。また、「電動化」「環境問題」「平等」といったエクストリームEの重要なメッセージもお伝えしていきたいと思います」
J SPORTSの副社長兼ディレクターの今野義則は次のように述べた。
「この革新的な電動SUVレースシリーズの素晴らしいデビューを祝うことができました。J SPORTSがエクストリームEとパートナーシップを結び、その初年度の全レースを配信することを大変嬉しく思います。また、日本のスポーツ専門放送局として、気候変動や男女共同参画などの問題を啓発することを使命とするこの有望なプロジェクトを支援できることを光栄に思っています」
エクストリームEはサウジアラビアでの初開催(4月3日~4日)を終え、次戦のセネガル(5月29日~30日)、グリーンランド(8月28日~29日)、ブラジル(10月23日~24日)、パタゴニア(12月11日~12日)での開催を予定している。
熱帯雨林や北極など、環境危機にさらされている地域でレースを行うことで視聴者の環境問題に対する意識や関心を高めることを目的としている。
また、二酸化炭素排出量の削減のため、レースは無観客で行われるというユニークな視聴形態をとっており、各グランプリで使用する機材を浮体式のセンターピースであるセント・ヘレナ号で海上輸送しているのも大きな特徴だ。