エクストリームE サウジアラビアのアルウラでスタート
エクストリームEがサウジアラビアのアルウラでシリーズ最初のスタートをする。
サウジアラビアで4月3日と4日の2日間、世界有数の美しさを誇るアルウラでエクストリームEの初レースとなるDesert X Prixを開催する。
主催者は、エクストリームEシリーズの第1シーズンをサウジアラビアで開催することにした理由を発表し、砂漠化や持続可能性といった地球規模の問題に取り組むというエクストリームEの目的を強調した。
エクストリームEの創設者兼CEOのアレハンドロ・アガグは以下の様に語った。
「エクストリームEは、環境保全のための電動技術でマシンを駆動し、世界中の最も走行が困難な地形を走破する能力を披露するために立ち上げられた待望のレースシリーズです。今回は砂漠化の脅威に目を向けることを目的として、初のレースをアルウラで開催することにしました。アルウラの壮大な砂丘と息を呑むような景色は、大会を象徴する完璧な背景となるでしょう」
今回のアルウラでのレースは、エクストリームEにとって何年も前から計画されていた試みであり、ジェンソン・バトンやカルロス・サインツなどのレジェンドドライバーをはじめ、世界トップクラスの選手が参加する。
エクストリームEとともにレースを主催するサウジアラビア自動車・オートバイ連盟(SAMF)の会長であるファイサル王子は次のように述べた。
「サウジアラビアは半世紀以上にわたって砂漠でのラリーを開催してきた国であり、世界最大規模の砂漠があるため、エクストリームEが砂漠化による課題を浮き彫りにするには理想的な舞台です。アルウラの地形は素晴らしく、一切の容赦がない。ドライバーとマシンの最高のコンビネーションが必要不可欠であり、それがなければ勝利ができないことは間違いありません。エクストリームEは、環境にやさしいエネルギー生産方法の必要性についての意識を高めるという点で、サウジアラビアにとっても素晴らしいパートナーです。サウジアラビアは、”ビジョン2030”の一環として、再生可能エネルギー部門に多大な投資をしており、近々開始される”サルマン王再生可能エネルギーイニシアチブ”などのプロジェクトでその成果を示します」
アルウラ王立委員会の最高経営・マーケティング責任者であるフィリップ・ジョーンズもコメントした。
「アルーラを訪れたことのある人なら誰でも、ここが類まれな自然の美しさと深い歴史、そして驚くべき景観を持つ場所であることを知っています。訪れる人は、砂岩の山から作られた精巧なモニュメントのある古代都市を探索したり、泥レンガの家々が迷路のように並ぶ旧市街を訪れたり、オアシスや砂漠で冒険や健康のための活動をしたりすることができます。エクストリームEは、アルウラの遺産と文化的意義を伝える貴重な機会を提供するでしょう」
予選の模様はExtreme Eのウェブサイトでライブ中継され、決勝の模様は各放送局が放映する。
日本国内向けにはDAZNが放映する。
4月3日(土)
15:00 - 16:30 予選ラウンド1 20:00 - 21:30 予選ラウンド2
4月4日(日)
15:00 - 16:30 準決勝 19:00 - 21:00 決勝