フォーミュラE 開幕戦/第2戦 BMWの不運
BMWは、マキシミリアン・ギュンターが2度のリタイアを喫し、チームメイトのジェイク・デニスも第2戦を完走できなかったことで、フォーミュラEのディルイーヤで行われた開幕戦、第2戦のダブルヘッダーを終えた時点で、まだポイントを獲得していない唯一のチームとなった。
不運続きのBMW
開幕戦では過去に高い競争力を見せていたBMWチームだったが、今シーズンのスタートダッシュは失敗に終わることとなり、チームの無得点は5レース目となった。 第1戦のノーポイントに続き、第2戦のターン18では、ギュンターとブロンクヴィストが接触したことでリタイアを喫し、チームメイトのデニスはウェーレインとバトルをするものの、最終的にはリタイヤと言う最悪の結果で終わってしまった。 BMWのジェイク・デニスはインタビューに答えた。 「今回はリタイアとなり、我々にとっては最悪の一日でした。アクシデントが起きるまで、私のレースはとても順調に進んでいたので残念です」
This is the moment @JakeDennis19‘s race came to an end after a collision with @PWehrlein, bringing out a Full Course Yellow…
Find out how you can watch the race live >> https://t.co/j2NbmM8ASn #DiriyahEPrix pic.twitter.com/qJAxAqlgft — ABB FIA Formula E World Championship (@FIAFormulaE) February 27, 2021
「アレクサンダー・シムズが最初に私にぶつかってきて、私は壁に接触してしまいました。前輪のサスペンションを少し損傷しましたが、マシンはまだ走れる状態だったのでそのままレースを続行できました。しかしその後、ウェーレインがやってきて私を壁に押し付けました。全体的にもっと良い週末を過ごすことができたはずでした。予選では問題がありましたが、決勝のペースは良かったです。今は前を向いて次のレースに集中しなければなりません」 チームメイトのギュンターも第1戦ではオリバー・ローランド、第2戦ではトム・ブロンクヴィストとの接触によるアクシデントが発生し、2戦ともノーポイントに終わり厳しいシーズンスタートとなった。 マキシミリアン・ギュンターもレース後のインタビューに答えた。 「もちろん、ディルイーヤでの2レースの結果にはとても失望しています。今日のアクシデントの直前には、アタックモードを使って追い上げていたオリバー・ローランドとの攻防もありました。カーブに入るときのブレーキングでホイールの内側がロックしてしまい、車の減速が鈍くなりました。残念ながらこのアクションでトム・ブロンクヴィストと接近してしまいました。その前にもアタックモードがなかなか活かせず、運が悪かったですね。この週末の教訓を生かして、絶対に強くなって戻ってきます」 BMW iアンドレッティ・モータースポーツは、今シーズンで唯一ポイントを獲得できていないチームとして、4月10日のローマへ向かう。 また、昨シーズンから数えて5レース連続で無得点となっている。