コンセプトからリアルへ BMW i4

コンセプトからリアルへ BMW i4

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FIAフォーミュラE選手権に参戦するBMWは、市販車でもEVラインナップを増やしつつある。
今回はフォーミュラEを代表するメーカーである「BMW」が手掛ける最新の電気自動車のデザインストーリーを探る。

先駆けてEVの世界に来たBMW

BMWが2013年に「i3」で電気自動車業界に参入し、コンパクトでスタイリッシュなi3は、BMWの今後の方向性を示した。
BMWは長い歴史の中で内燃機関の設計と製造に磨きをかけ、多くの成功を収めてきた。
そんなBMWが内燃機関を使わない電気自動車界に参入することは、当時大きな影響を与えた。

RIYADH STREET CIRCUIT, SAUDI ARABIA - NOVEMBER 22: Alexander Sims (GBR) BMW I Andretti Motorsports, BMW iFE.20 during the Diriyah E-prix I at Riyadh Street Circuit on November 22, 2019 in Riyadh Street Circuit, Saudi Arabia. (Photo by Dan Bathie / LAT Images)

フォーミュラEとの深い関係

i3登場のわずか1年後、BMWは「ABB FIAフォーミュラE選手権」に創設パートナーとして参加した。
それ以来、現在に至るまで電気自動車でのストリート・レース選手権を支えている。
6年が経過した今、「BMW i Andretti Motorsport」の名で参戦しているレーシングチームには、イギリス人ドライバーのアレクサンダー・シムズ、ドイツ人ドライバーのマキシミリアン・ギュンターが在籍している。
そして今シーズンは好成績を残しており、初の選手権タイトルをチーム・ドライバーの両タイトルで目指して戦っている。
そして過去6シーズンのフォーミュラEレースは、BMWにとって大きな利益をもたらした。
世界のストリートサーキットで学んだことは、来年デビュー予定の「BMW i4」をはじめとする次世代のBMW製電気自動車にも活かされている。

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i4 の特徴的なデザイン

BMW iシリーズのデザイン責任者であるカイ・ランガーは、BMW i4にスポーティさを歓迎しつつ、攻撃的ではないものにしたかった、と語った。
クリーン・カットでありながら目立つノーズを持つi4コンセプトは、トレードマークであるBMWのキドニー・シェイプのグリルを採用した。
マシンの一部にはブルーのアクセントを加え、フロントからリアに向かってスタイリッシュなラインを描き出している。
グラン・クーペのプロポーションは、「ロングホイールベース」「ファストバックルーフライン」「ショートオーバーハング」だ。
ブルーのアクセントと流線型のウイングミラー、そしてエアロダイナミクスを助けるホイールのアルミブレード、更にはモータースポーツにインスピレーションを得たリア・ディフューザーなどが、確立された「i」シリーズらしいデザインと相まって、i4は現行の内燃機関エンジン車とは一線を画す存在となっている。

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デザインに込めたメッセージ

デザイン責任者であるランガー氏は、i4のデザインについて以下の様に語った。

「私たちは、’i’の進歩性と電動モビリティが、BMW社の100年の伝統にどのように適合するかを示したかったのです。それが「BMWらしさ」である4ドアクーペを選んだ理由です。エンジン冷却を必要としないグリルは、車のセンサーを格納する窓としての役割を果たし、その情報はi4の運転支援技術に送られます。ここには現代の運転に必要なすべてのセンサーを搭載しています。」

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BMW i4はBMWの最新EVであり、今後数年にBMWの戦う舞台を示している。
フォーミュラE 2019/2020シーズンで力強いスタートを切ったBMWは、フォーミュラEでの取り組みが将来のパフォーマンスとデザインに恩恵を与え、それを形にしていくつもりのようだ。

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