エクストリームE 日本での放送が決定
新時代の電動オフロードレース「エクストリームE」は、日本での放送を「DAZN」が担当することが発表された。
DAZNは、F1をはじめとするモータースポーツ関連の番組を配信しており、新たなモータースポーツとしてエクストリームEが加わることとなった。
エクストリームEには、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンが所有するチームや、元F1チャンピオンのニコ・ロズベルグのチーム、元F1チャンピオンのジェンソン・バトンの参戦等、モータースポーツ界の著名人が多数参加している。
他にも、9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブも参戦が決まっている。
また、エクストリームEはドライバーラインナップを男女のペアにする必要があり、モータースポーツ界では世界初となる試みだ。
DAZNではレースアクションはもちろん、エクストリームEの環境への取り組みを紹介するコーナーまで、レースエンターテインメントのすべてをDAZNで放映する。
エクストリームEのチーフ・マーケティング・オフィサーであるアリ・ラッセルがDAZNとの契約発表でコメントした。
「DAZNは、若者向けの視聴者層を開拓するためのプレミアムプラットフォームです。DAZNは日本におけるF1放映の本拠地でもあり、日本の巨大なモータースポーツ視聴者を対象に、当社の革新的なスポーツを提供することができます。会場に観客がいないスポーツは、スクリーンを通してできるだけ多くの人々にアピールすることが非常に重要です。私たちはエキサイティングなレースだけでなく、電動化の促進、環境保全、平等といった選手権の幅広いメッセージを伝えることを楽しみにしています」
DAZNジャパンのプレジデントを務めるのマーティン・ジョーンズは以下のように述べた。
「エクストリームEレースシリーズの第1回大会を日本で配信できることを大変嬉しく思います。DAZNは日本でのサービス開始以来、モータースポーツファンの皆様に充実したコンテンツを提供することをお約束しています。多くの有名レーサーが参加する今回のイベントは、すべてのファンに楽しんでいただけるコンテンツになると確信しています。さらに特別なのは、環境問題に配慮して無観客で競技が行われるため、ファンはスクリーンを通してしか見ることができず、DAZNは観戦のための完璧なプラットフォームであるということです」
エクストリームEの第1シーズンは、サウジアラビアでの開幕戦(4月3日~4日)から始まり、セネガル(5月29日~30日)、グリーンランド(8月28日~29日)、ブラジル(10月23日~24日)、パタゴニア(12月11日~12日)での開催を予定している。
熱帯雨林や北極など、環境危機にさらされている地域でレースを行うことで、視聴者の環境問題に対する意識や関心を高めることを目的としている。