フォーミュラE 2021 ROUND2 ディルイーヤ E-PRIX 決勝ハイライト

フォーミュラE 2021 ROUND2 ディルイーヤ E-PRIX 決勝ハイライト

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2021シーズン開幕戦が、サウジアラビアのディルイーヤで行われた。
今回も開幕戦として開催されるディルイーヤE-Prixは、金曜と土曜にレースを行うダブルヘッダーであり、二日続けてレースが行われる。
金曜日に第1戦、そして翌日の土曜日に第2戦となっている。

第2戦では前日の予選やレースでのデータを活かして更にマシンを仕上げることができたチームが上位を争うことになる。

予選前に行われたプラクティス3ではヴァージンレーシングの2台が速さを見せて1位・3位と好位置に着けた。
2番手には前日のレースで優勝を飾ったデ・ブリーズが入り、相変わらずの好調さをみせていた。
しかし、プラクティスセッション後にアクシデントが発生する。
スタート練習をしていたベンチュリーのモルタラがターン1で減速ができずにそのままウォールにクラッシュしてしまう。
原因はシステムとブレーキのトラブルであり、これを受けてメルセデスのシステムを使用しているベンチュリーの2台とメルセデスの2台は予選の出走が不能となった。
すぐに対策が承認されて決勝への参加は許可されたが、予選への出走ができなかったため、グリッド後方からのスタートとなる。https://youtu.be/QK1mdpYlgUA?t=3580
予選では、ヴァージンレーシングのフラインスがポールポジションを獲得した。
2番手にはドラゴンのセッテ・カマラ。
3番手はジャガーのバード。
4番手/5番手にはNIOのターベイとブロンクビストが入った。
6番手はドラゴンのミュラーとなった。
日産はブエミが8番手、ローランドが13番手と中団からのスタートとなる。

序盤からバトル勃発

ポールスタートのフラインスは順位をキープして1周目を終えるが、すぐ後ろでは3番手スタートのバードがセッテ・カマラをパスして2位に浮上してくる。
中団ではチャンピオンのダ・コスタがブエミとバトルを展開する。ここを起点に接近戦が続く。
ミュラーがブロンクビストを抜かすと、次のラップにはターン1でブロンクビストがブレーキングでタイヤをロックさせてしまいベルニュが先行する。
チームメイトのダ・コスタもブロンクビストをパスしてテチーター勢がポジションを上げてくる。
そのすぐ後ろではブエミがキャシディの攻撃をかわしながらポジションを守る。

アタックモードで攻める

残り35分で最初のアタックモードを起動したのはベルニュだった。チームメイトのダ・コスタとポジションを入れ替える形となったが、次のストレートでは難なくダ・コスタをパスして前を追う。
2台のテチーターの前を走っていたターベイとミュラーは同時にアタックモードを起動するが、ミュラーはベルニュに先行を許して1つポジションダウンとなる。
ペースの速いベルニュはアタックモードを使用中のターベイをそのままオーバーテイクして4位に上がる。
トップ争いもアタックモードの使用でポジションが入れ替わる。
トップのフラインスが先にアタックモードを使用して2位へ。変わってトップに立ったバードだったが、ストレートでフラインスに抜かれて2位に戻る。
そのタイミングでアタックモードを起動しに行くが、3位のセッテ・カマラに先行を許し3位となる。
先にアタックモードが切れたセッテ・カマラをストレートで抜かすが、フラインスと少し距離が開いてしまう。
残り25分頃、テチーターの2台が3位のセッテ・カマラに迫り、ベルニュがオーバーテイクを成功させる。
残り23分頃、トップのフラインスが最後のアタックモードを起動し、その間にバードが先行する。
残り20分頃、フラインスがストレートでバードを抜かして再度トップに戻ってくることに成功する。
そしてその2人のすぐ後ろのにはテチーターの2台が接近してきていた。
残り17分でまたしてもトップ争いが動く。バードがターン1でインサイドに飛び込みフラインスをオーバーテイク。
そしてそのすぐ後ろではダ・コスタとベルニュがサイドバイサイドのチームメイトバトルを展開。
激しいバトルで2台共クラッシュ寸前の争いをするが、最終的にはベルニュが前となった。

レッドフラッグ

残り11分頃、BMWのギュンターがブレーキをロックさせてブロンクビストに追突してしまいギュンターはリタイヤ。
更にその後ろではリンとエバンスが接触し、エバンスのリアタイヤにヒットしたリンのマシンは浮き上がり、逆さ状態でコースサイドのウォールまで滑っていくアクシデントが発生した。
このクラッシュで赤旗が提示されてレースは途中終了となった。
1位は重要なタイミングでオーバーテイクを成功させたジャガーのバード。
2位はヴァージンレーシングのフラインス。
3位はテチーターのベルニュとなったが、レース終了後に複数のドライバーにタイムペナルティが課せられることになった。
主な理由としては、アタックモードの使用回数を満たせていないことや、フルコースイエロー時の制限速度違反等だ。
そのためベルニュは表彰台を失い、代わりにダ・コスタが3位に繰り上がった。
他にもペナルティを受けたドライバーがいたため、レース終了時の順位から大きく変わった最終結果となった。

screencapture-fiaformulae-en-results-race-results-2021-03-02-15_51_58後味の悪い終わり方となってしまったが、クラッシュを喫したリンは大事に至らず次戦以降も問題なく参戦できるとしており一安心と言ったところだ。
第1戦とは大きく異なった順位となり、チャンピオンシップ争いは全く差がない状態となった。
また、今回は昨シーズンにパフォーマンスが不足気味だったチームも上位争いに加わっており、予想が難しいシーズンとなりそうだ。

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