フォーミュラE 2021 第1・2戦 ディルイーヤ E-PRIX 情報
フォーミュラE 2021シーズンの開幕戦であるサウジアラビア/ディルイーヤでのレースが間もなく開催される。
開幕戦は2レース行われるダブルヘッダー
昨シーズンは世界的パンデミックの影響でカレンダーに大きな変更が加わり、予定通り開催されなかったコースが多かったが、開催戦ディルイーヤE-Prixはパンデミック前にイベントを行っており今年も開幕戦として開催されることとなった。
今回で3回目の開催となるディルイーヤは、フォーミュラEの開幕の地として馴染んできた。
昨シーズンから大きなチームの変更はないものの、移籍やデビューを行ったドライバーが複数人いるため開幕戦では競争力が注目される。
また、BMW/Audiの一部ワークスチームは今シーズン限りでワークス参戦を終了させることを発表しているため、最後のワークス参戦シーズンとなる。
今回も2日連続でレースを行うダブルヘッダーとなっており、ドライバーとチームは忙しいレースウィークを過ごす。
コース情報
※以前の参考データ
全長:2.495 km
ターン:21
レコード:1:11.479(アレクサンダー・シムズ)
概要
ディルイーヤは、サウジアラビアの首都リヤド郊外に位置する都市。
2010年に世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れる場所となっている。
ディルイーヤ旧市街の遺跡は数百年の歴史があり、独特な建造物が多く並ぶ。
フォーミュラEが行われるコース部分に目を向けると、砂や埃の影響でトリッキーな路面となっている。
今年も低いグリップレベルでレースがスタートする予想となっており、序盤のペースがレースの勝敗を分けることになるだろう。
今回はナイトレースとして開催される影響で路面温度が低くなることが予想される。
タイヤへの熱入れや低グリップでのマシンセッティングが重要となる。
ナイター設備にはLEDを使用しエネルギー消費量を従来の50%に抑え、その電力は持続可能な低炭素認証の水素添加植物油によって提供される。
ターン
スタート/フィニッシュラインはターン1前のメインストレートに位置している。
ターン1から始まる連続コーナーは、世界中のサーキットと比較しても非常に特徴的。
低速と中速が絶え間なく続き、加減速を上手くコントロールする必要がある連続コーナーはターン14まで続く。
ターン1で並んでいなければオーバーテイクは難しく、仕掛けた場合はタイムロスが大きくなる傾向がある。
ターン5からは左右の切り返し時の応答性が重要となり、特に予選ではウォールに限界まで近づく必要がある。
ターン14の低速コーナーを抜けると速度が上がる後半セクションに入る。
ターン17からはバックストレートを通過し、最もハードブレーキングとなるターン18に向かう。
ターン18では去年も多くのオーバーテイクが見られた。
その後は直角の最終コーナーであるターン21をクリアするとホームストレートに戻ってくる。
2月26日(金)
16:00 - 17:00 (日本 22:00 - 23:00)予選 20:03 - 21:00 (日本 26:03 - 27:00)決勝
2月27日(土)
16:00 - 17:00 (日本 22:00 - 23:00)予選 20:03 - 21:00 (日本 26:03 - 27:00)決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/
※サウジアラビアとの時差は6時間