フォーミュラE 2020/2021 プレシーズンテスト 結果

フォーミュラE 2020/2021 プレシーズンテスト 結果

LINEで送る
Pocket

FIAフォーミュラE世界選手権は、プレシーズンテストをバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行い、2020/2021シーズンに向けて3日間の集中テストを完了させた。

バレンシアテスト

毎年恒例となっているフォーミュラEのプレシーズンテストは、例年通りスペインのバレンシアで行われた。
今シーズンのフォーミュラEに参戦する12チーム/24人のドライバーがレース以外で同時にコースを走る唯一の機会となる。
3日間で5回のセッションを行い、総周回数は6,000周を記録した。
ドライバーたちは、オフシーズンのハードワークと開発の成果を試す理想的な機会を最大限活用した。

これまで以上の接戦

プレシーズンテストの最終セッションでは、多くのマシンがアタックラップを行いタイムシート上で激しい戦いが勃発した。
来シーズンがいかに熱い戦いになりそうかを垣間見ることができた。
24人のドライバーがいる中、トップから最後尾までは僅か0.761秒。
そして最後尾のルーカス・ディ・グラッシを除くと0.579秒差に23人のドライバーがいることになる。
フォーミュラEは初年度に全チームが同一の標準化されたパワートレインを使用することが義務付けられており、現在の様に開発可能な箇所が無かった頃でも今回程の接戦はなかった。

20 12 08

トップタイムは1:11.760でBMWのマキシミリアン・ギュンターが記録。
昨シーズンも印象的な速さを見せており、開幕戦から優勝争いをすることが予想されている。
このすぐ後ろにドラゴン・レーシングのセルジオ・セッテ・カマラとニコ・ミューラーが入った。
セッテ・カマラは0.036秒差、ミュラーは0.050秒差で非常に近いタイムを記録している。
それぞれ2番手3番手に入ったことでドラゴンレーシングの戦闘力が上がったとの見方もある。
チャンピオンとしてシーズンに挑むダ・コスタは4番手タイム。
トップタイムから遅れること僅か0.055秒。
日本勢の日産は7番手にローランド、14番手にブエミが入りテストではあまり存在感を出していない。
ややタイムがついて最下位となったディ・グラッシだが、元チャンピオンはまだタイムを隠しているだろう。

LINEで送る
Pocket