ヴァージン・レーシング FIA環境認定プログラムで3つ星を獲得
エンビジョン・ヴァージン・レーシングは、FIAの環境認定プログラムで最上位評価に位置する3つ星認定を受けた。
2チーム目の3つ星
今回の発表で、3つ星を獲得したフォーミュラEチームはマヒンドラレーシングに続き2つ目となり、モータースポーツ史上で数えると3回目の認定となる。
ヴァージン・レーシングは今年8月に完全カーボンニュートラルを発表し、フォーミュラEも署名している「UNFCCC スポーツ・フォー・クライメート・アクション・フレームワーク」にモータースポーツチームとして初めて署名した。
FIA環境認定プログラムは、世界中のスポーツ関係者が環境パフォーマンスを測定し、向上させることを目的としている。
モータースポーツに明確かつ一貫した環境管理を導入することで3種類の評価を付け、その活動を認定している。
気候変動との戦い
ヴァージン・レーシングのオペレーション・ディレクターであるジェニファー・バビントンは以下の様に語った。
「FIA環境認定プログラムの最高レベル認定を受けたことはチームにとっても大きな一歩であり、気候変動に対する取り組みを継続していく上で、非常に誇りとなるでしょう。持続可能性はこのチームの重要な要素であり、FIAからフォーミュラEチームのベンチマークとして認められたことは、私たちの情熱的な活動が評価された結果だ。今後、FIAと協力して、私たちは現在のビジネスがどのように機能しているかを分析していく。将来的には3つ星の認定を維持するために実施できるプロセスを分析し、他のチームにも同じことをするよう奨励していく。
関係者コメント
今回のヴァージン・レーシングのニュースは、「フォーミュラEシリーズ」が獲得した3つ星環境認定に匹敵するものとなった。
フォーミュラEの最高経営責任者であるジェイミー・ライグルは次のように述べた。
「フォーミュラEの創設チームのひとつであるヴァージン・レーシングがFIAの3つ星環境認定を達成したことは素晴らしいニュースです。チーム全体が行ってきた取り組みはコースの内外を問わず、改善のために努力を続けてきた証です。持続可能性をリードしようとする大きな意志を示しています。FIA世界選手権の中で唯一のスリースター認定を受けているフォーミュラEは、同シリーズに参加するチームや競技者たちが持続可能な未来に向けて、このような重要な分野で活動を実践していることを誇りに思います。」
FIA環境・持続可能性委員会のフェリペ・カルデロン会長も今回の発表を受けてコメントした。
「FIAはヴァージン・レーシングがFIA環境認定の3つ星を獲得したことを祝福したいと思います。ヴァージン・レーシングのような協力者を持つことはFIAにとって不可欠なことであり、彼らは持続可能性に向けた素晴らしい取り組みを通じて、すべてのモータースポーツチームにベンチマークを示しています。」