マヒンドラレーシング FIA環境認定プログラムで最高評価を獲得

マヒンドラレーシング FIA環境認定プログラムで最高評価を獲得

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フォーミュラEに参戦しているマヒンドラ・レーシングは、フォーミュラEチームとしては史上初の、そしてモータースポーツ界では2番目のFIA環境認定プログラム最高評価を受けた。

フォーミュラEチーム初の3つ星

FIA環境認定プログラムは、世界中のモータースポーツとその関係者が環境パフォーマンスを向上させることを目的としている。
明確で一貫性のある環境管理システムを導入することで、3段階のクラス分けが行われ、その活動をFIAが認定する。
マヒンドラレーシングは2016年11月に2つ星認定を取得しており、2018年12月の監査でも再度2つ星認定された。
その後は認定プログラムの最高評価である3つ星獲得に向けて取り組んできた。
3つ星認定は「ベストプラクティス」と言われ、FIAはマヒンドラレーシングにこの栄誉を授与することを決定した。
また、FIAはマヒンドラレーシングがフォーミュラE選手権に初年度から参戦を続けるメーカーであり、環境管理システムの導入を通じて継続的な改善を行う姿勢を評価している。

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持続可能性を中心に活動

マヒンドラレーシングの取り組みは、マヒンドラグループ全体でカーボンニュートラルを達成するという、グループのコミットメントと連動している。
会長のアナンド・マヒンドラは、気候変動に関連したビジネスを展開し、自然環境を取り戻すことで持続可能で永続的なビジネスを構築することを提唱している。
同社の気候変動に対するコミットメントには、2040年までにカーボンニュートラルを実現することや、「水の積極的利用」を継続することが含まれている。
また、年間14万トン以上の廃棄物のリサイクル、再利用、堆肥化を可能にし、さらに毎年100万本の木を植えることを約束し、緑地面積を増やして生活と栄養面での安全を提供することを目指しています。
現在までの13年間の取り組みで1,800万本の植樹が行われています。
サーキットでの取り組みも評価され、マヒンドラはレーストラックでの先進技術から学んだことをロードカーに応用し、より持続可能な交通ソリューションを開発・推進している。

マヒンドラレーシングのCEO兼チーム代表は以下の様にコメントした。

「持続可能性は私たちにとって流行語ではありません。最先端のEV技術の開発と普及に努め、次世代の消費者向けに電気自動車を今よりも向上させるための『Race to Road』プログラムを推進しています。」

「当社の親会社であるマヒンドラグループは、電気自動車開発のパイオニアです。フォーミュラEは、先進的でありながら手頃な価格のEV製品を開発するというマヒンドラのビジョンに欠かせないものです。フォーミュラEプロジェクトの6年間で、私たちはレースプログラムやロードレースだけでなく、持続可能性の観点からも努力を続けてきました。その努力と献身が今回、FIAからの3つ星認定を受ける歴史的な結果をもたらしました。2020年は全体的に厳しい状況にありますが、私にとっては困難な状況からもポジティブなものを得ることができた特別な瞬間です」

レースを通じてより良い未来を届ける

フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルもコメントした。

「マヒンドラは革新的で高品質な大衆市場向け電気自動車の開発に取り組んでいることが認められており、気候変動に対抗するためには電気自動車の普及を加速させることが重要であるというフォーミュラEのビジョンを共有しています。今日、マヒンドラ・レーシングは3つ星認定を受けた最初のチームとなりました」

FIA会長のジャン・トッドも今回の発表を受けてコメントした。

「持続可能であるモータースポーツはFIAの優先事項であり、マヒンドラ・レーシングがこのマイルストーンを達成したことを嬉しく思います。”エネルギー効率”はFIAとフォーミュラEの重要なDNAであり、今回の発表は環境に配慮したベストプラクティスを実践していることを証明しています。他のチームもぜひマヒンドラ・レーシングを見習ってほしいです」

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