ジャガー 来季へ向けてバードがテスト走行
フォーミュラEドライバーであるサム・バードは、2019/2020シーズン終了後、ジャガー・レーシングへ移籍することを発表。
今回のテスト走行がジャガー・レーシングでの初めての活動となり、来シーズンに向けて早くも準備を開始した。
新たなチームで初テスト
フォーミュラEで長年戦う33歳のバードは、イギリスで行われたテスト走行を完了させた。
シミュレーター作業から遂に実車作業へと準備を進めた。
今回の走行を行った車両は、カモフラージュ用の開発カラーリングを施したジャガー・レーシングの来季用車両I-TYPE 5だ。
初のジャガー・レーシングでの走行を終えて、バードはコメントした。
「開発中のジャガーI-TYPE5でジャガー・レーシングと一緒に仕事をし、テスト初日を終えたところです。シミュレータでしばらく作業をしていましたが、フォーミュラEマシンに再び戻ることができて最高でした」
「今朝、初めてジャガーのレーシングスーツを着て、メーカーのために戦ってきた偉大なドライバーたちの足跡をたどることができて、とても誇りに思っています。私はエンジニアたちとすでに素晴らしい関係を築くことができています。新しい名前や顔をたくさん覚えて、チームのみんなと知り合えることを楽しんでいるよ。ミッチと私も一緒の時間を過ごし、チームにさらなる成功をもたらしたいと切望しています。長いシーズンが待っていますが、良いスタートを切ることができましたし、シーズン7のマシン発表会とバレンシアでの公式プレシーズンテストを楽しみにしています」
ベテランの挑戦
サム・バードは2014年のフォーミュラE開幕以来、すべてのフォーミュラEレースに参戦してきた。
これまでに9勝を挙げ、19回の表彰台と5回のポールポジションを獲得し、更に6回のファステストラップを記録してきたドライバーだ。
これまでの6シーズンは、エンビジョン・ヴァージン・レーシングに所属していたが、シーズン6を最後にヴァージン・レーシングを去り、来シーズンからはジャガーのワークスチームで走ることになる。