フォーミュラE 第6~11戦 ベルリン E-PRIX 情報

フォーミュラE 第6~11戦 ベルリン E-PRIX 情報

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長いシーズン中断期間が終わり、2019/2020シーズンの最後の戦いがドイツ最大の都市、ベルリンで行われる。
チャンピオンシップはベルリンE-Prixで決定するが、6レースを行うため、誰がチャンピオンとなるかは全く予想ができない。
戦いの舞台となるのは、テンペルホーフ国際空港内を走る特徴的なレイアウト。
この空港は既に2008年で閉鎖されており、現在は使われていない。
9日間で6レースを行う前代未聞のタイトスケジュールでの開催となり、関係者全員が挑戦の週末となる。
また、3つのレイアウトでそれぞれ2回レースが行われるため、コースレイアウトの変更がレース直後から行われる。

コース情報20 08 04 01

ラウンド6とラウンド7は1回目のダブルヘッダーとなる。
フォーミュラEでお馴染みのレイアウトを採用しているが、通常とは逆回りである時計回りでの走行になる。
ドライバーが見る世界は全く新しいものになり、サスペンションセッティングも大きく異なる。
オーバーテイクの仕方やエネルギーマネジメントまでも変わるため、今までとは違ったレースとなる。
なお、国際的なサーキットレースシリーズにおいて、通常のコースを逆走するのは初めてのことだ。

20 08 04 03

ラウンド8とラウンド9は反時計回りの慣れ親しんだレイアウトで行われる。
過去のレースデータを持っているチームはある程度完成されたセッティングを使えるため、勢力図が大きく変わることはないだろう。

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ラウンド10とラウンド11がシーズンを締めくくるフィナーレとなる。
2019/2020シーズンの最後の戦いの舞台は、全く新しいサーキットで行われることとなった。
4コーナーからタイトでツイスティな新コーナーが続く、よりテクニカルなミドルセクターが特徴のサーキットレイアウトとなる。

路面の違い

通常のフォーミュラEで使われる市街地コースはアスファルトであることに対し、このコースはコンクリートで作られている。
そのため、タイヤの使い方やトラクションのかけ方が違ってくる。
スタート/フィニッシュラインはモナコ同様に兼用となっている。

3種類のレイアウト

特徴的な大きく左に曲がりこむロングコーナーであるターン1は全てのレイアウトで残されているが、3つのレイアウト全てが違ったものになるのは明らかだろう。
一つ目のダブルヘッダーでは逆走なため、右に曲がりながら徐々に加速するコーナーとなる。
二度目のダブルヘッダーまでの猶予は1日しかなく、チームは走行データの分析を行い、主催者側はバリアの設置場所やメートル看板を全て変えなければならない。
最後のダブルヘッダーであるラウンド11/12は、全く新しいレイアウトとなり、猶予期間は2日間のみとなっている。
この短い時間内に、チームと関係者は新レイアウトに向けて準備をしなければならない。
全ての関係者にとって挑戦となるシーズンフィナーレだが、無事にレースを全て終えることができればフォーミュラEの新しい歴史を作るだろう。
fe-cars-pack

8月5日(水)

9:00 (日本 16:00)プラクティス1
11:30 (日本 18:30)プラクティス2
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

8月6日(木)

11:30 (日本 18:30)プラクティス3
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

8月8日(土)

9:00 (日本 16:00)プラクティス1
11:45 (日本 18:45)プラクティス2
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

8月9日(日)

9:45 (日本 16:45)プラクティス3
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

8月12日(水)

9:00 (日本 16:00)プラクティス1
11:30 (日本 18:30)プラクティス2
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

8月13日(木)

11:30 (日本 18:30)プラクティス3
14:15 (日本 21:15)予選
19:00 (日本 26:00)決勝

フリープラクティスは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/
※ドイツとの時差は7時間 (例:現地時間13:00=日本時間20:00)

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